「練習は家で」とお願いしたストリートピアノ、撤去も検討へ

大阪市住之江区の商業施設ATC内に設置された「南港ストリートピアノ」の利用マナーに関する掲示が物議を呼び、運営者が25日に公式Xで謝罪しました。「不快な思いをさせてしまい申し訳ありません」と謝罪し、「ストリートピアノという呼称への理解不足もありました」とも述べました。

掲示には「練習は家でしてください」とあり、投稿内容の表現が不適切だったことや「ストリートピアノ」という言葉への理解不足も認め、現在はピアノを使用休止にし、ゆくゆくは撤去を検討していると説明しています。

南港ストリートピアノXより

南港ストリートピアノの炎上は、運営が22日に「練習は家でしてください」「手前よがりな演奏は『苦音』です」などと投稿したことが発端です。

南港ストリートピアノXより

この掲示に対しては「自由に弾けるのがストリートピアノでは」「下手でもいいはず」といった批判の声が多く寄せられました。ネット上では「自由に弾けるのがストリートピアノでは」「下手でも弾いていいのでは」と賛否が広がっています。運営側は当面の間、使用を休止する方針です。

「ストリートピアノ」という本来自由な文化を、表面だけ海外から取り入れて日本に導入した結果、世界一洗練されていない音楽の形になってしまった、という手厳しい意見もみられます。

ドラマーの高橋まことさんも24日、Xを更新し、南港ストリートピアノの投稿に対して苦言を呈しました。

数年前にピアノの練習を始めた堀江貴文氏も激しく同意しています。

欧州ではもともとストリートピアノが置かれるようになったのは深い理由があるそうです。

(日本の)ストリートピアノは腕自慢の要素が強いのがどうかという意見も。

一方、ストリートピアノはストリートファイトだという意見も。

今回の件でピアノは撤去されることになりそうです。

ガクト氏の言うように、弾く側と聴く側がリスペクトを持って乗り越えられる日は来るのでしょうか。