米アトランティック誌の記者であるジェフリー・ゴールドバーグ氏が、突然マイク・ウォルツ米国大統領安全保障補佐官からシグナルというアプリのグループチャットに招待されました。
ウォルツ米大統領補佐官に辞任論 アプリで軍事情報共有―グループチャットへ記者招待 https://t.co/3lWftv55rs
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) March 25, 2025
そこでは、米政府高官の間でイエメンのフーシ派に対する攻撃計画が議論されていました。
トランプ政権高官、フーシ派空爆計画を事前に漏洩 グループチャットに誤って記者を招待https://t.co/GQoRrBPkH2
「米軍や情報機関の要員に害を及ぼしかねない情報」もチャットに投稿されていたという
同誌によると米政府には独自の通信システムがありシグナルでの機密情報のやりとりを認めていない
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 25, 2025
内容の稚拙さも話題に。
トランプ政権内のフーシ派攻撃の検討、シグナルでやりとりしていたこともさることながら、メッセージのやりとりが非常に興味深い。こんなトップだけのチャットで決められているのかという(ウォルツの絵文字のようにノリも軽い)。またヴァンスの存在感もやはり大きい。https://t.co/h5zqPilXVK pic.twitter.com/1ic19Ch7tV
— JD (@JDWorldBriefing) March 25, 2025
機密性の高い話題を米国政府の閣僚たちが民間のアプリにて議論していたこと自体が問題ですが、その内容をセキュリティクリアランスが無い記者が把握出来たことも大問題です。

トランプ大統領とウォルツ補佐官 同補佐官インスタグラムより
記者をグループに招待したウォルツ補佐官は人違いをした可能性が高いです。
My soft theory is Waltz thought he was adding USTR Jamieson Greer? Had "JG" in his contacts or something. https://t.co/RK8L08HSWx
— Emily Jashinsky (@emilyjashinsky) March 24, 2025
私の推測では、ウォルツはUSTRのジェイミーソン・グリア氏を追加したと思っていたのでしょうか? 彼の連絡先に「JG」か何かが載っていたのでしょうか。
ゴールドバーグ氏はトランプ氏に批判的な多くの記事を書いて来ました。そのような記者の連絡先を持っており、その情報源となっている可能性があるウォルツ氏の忠誠心が疑われます。
Can anyone seriously argue that Mike Waltz should not be fired?
Both responsible for a massive security leak and accidentally reveals he's in regular comms with one of the most prolific Neocon journalists in DC
The chat also shows how JD's restraint was ignored by him
— Saagar Enjeti (@esaagar) March 24, 2025
マイク・ウォルツは解雇されるべきではないと真剣に主張できる人がいるだろうか?
大規模なセキュリティ漏洩の責任者であり、ワシントンで最も著名なネオコンのジャーナリストの一人と定期的に連絡を取っていることをうっかり暴露した。
このチャットでは、JDの抑制が彼に無視されたことも示されている。
ウォルツ補佐官はゴールドバーグ氏との関係性を否定していますが、実は懇意にしてたみたいです。
Michael Waltz claimed that he’s “never met, don’t know, never communicated with” Jeffrey Goldberg.
Here’s a photo of Waltz standing next to Goldberg during a 2021 event at the French Embassy.
The event Waltz attended—a Q&A with a French filmmaker—was moderated by Goldberg. pic.twitter.com/eTqOY7xnTl
— Anna Bower (@AnnaBower) March 26, 2025
マイケル・ウォルツは、ジェフリー・ゴールドバーグとは「会ったことも、知らないし、連絡を取ったこともない」と主張した。
これは、2021年にフランス大使館で開催されたイベントでゴールドバーグの隣に立っているワルツの写真です。
ウォルツが出席したイベント(フランス人映画監督との質疑応答)の司会はゴールドバーグが務めた。
普通の時代であれば、即辞任ですが、トランプ大統領は続投を支持しています。
「大した情報ではない」「うそつき」空爆作戦チャットで誤共有 トランプ政権、責任回避に躍起https://t.co/RgDLDLn23d
「この特定の記者と会ったことはなく、何も知らないし連絡を取ったこともない」。ウォルツ大統領補佐官は、ホワイトハウスの会議で報道陣を前にまくしたてた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 26, 2025