ミャンマー大地震、長周期地震動の影響でタイの高層ビルが倒壊

28日午後、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の地震が発生しました。震源は同国第2の都市マンダレー付近で、深さは約10キロメートルとされています。ミャンマーの軍事政権トップであるミンアウンフライン総司令官は、地震により国内全土で144人が死亡し、約730人が負傷したと発表しました。

被害は今後さらに拡大する見通しです。軍政は非常事態を宣言し、国際支援の受け入れを歓迎すると表明しています。日本人の被害は、現時点では確認されていません。

地震の影響はミャンマー国内にとどまらず、隣国タイにも及びました。タイの首都バンコクでも強い揺れが観測され、建設中の高層ビルが倒壊しました。これにより7人が死亡し、80人以上が行方不明となっています。

ビルが倒壊した様子

ミャンマーのM7.7の地震により、約1,000キロ離れたタイ・バンコクでも建物が倒壊しました。遠方に届く長周期地震動の影響と、軟弱な地盤が被害を大きくした可能性があります。

水平方向の力を考えない非地震国ならではの設計だったのかもしれません。

ミャンマー軍政は非常事態を宣言し、国際支援を歓迎するとしています。日本人の被害は確認されていません。

長周期地震動
長周期地震動とは、大きな地震によって生じる、ゆっくりと大きく揺れる現象のことです。揺れの周期が長いため、高層ビルなどの背の高い建物は大きく、そして長い時間揺れ続けることがあります。また、長周期地震動は遠くまで伝わりやすく、震源から数百キロ以上離れた場所でも強い揺れを感じることがあります。

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