トランプ関税ショックで株価急落:日経平均も一時1600円超の下落

3日の東京株式市場では、日経平均株価が大幅に反落しました。

日経平均 ヒートマップ 10:35現在

これは、トランプ米大統領が各国に対して「相互関税」を課す方針を発表し、日本に対しては24%の追加関税を課すと明らかにしたことが背景にあります。この発表により、日本経済への影響や世界的な景気減速への懸念が強まり、幅広い銘柄で売りが膨らみました。

日経平均株価は取引開始直後から全面安となり、一時は前日比1600円以上下落して3万4100円台を付け、約8か月ぶりに節目の3万5000円を割り込みました。また、輸出関連株を中心に自動車や半導体銘柄が大きく値を下げています。

加えて、トランプ大統領は、すべての国に一律で10%の関税を5日から課し、貿易障壁が高い国には9日からさらに高い税率を課すとも発表しました。日本政府は関税適用除外を求めましたが、受け入れられませんでした。

各国の関税率

この影響で、外国為替市場では円高が進行し、一時1ドル=147円台後半まで円が買われ、輸出企業の業績懸念に拍車をかけています。

トランプ米大統領の相互関税表明を受け、NY時間外取引で主要株が急落し、ダウ先物も一時1100ドル超下落するなど、リスク回避の動きが強まっています。

市場では、相互関税の内容が予想よりも厳しいとの見方が広がっており、先行き不透明感が増しています。

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