公教育の充実という漠然とした政策以外政策なし。本気で具体的な政策のない知名度だけで当選を目指す石丸伸二の設立した選挙互助会「再生の道」のニュースから。
【石丸伸二氏の新党「再生の道」都議選の公認候補者の辞退相次ぐ、5人の出馬辞退が判明】
前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が代表を務める地域政党「再生の道」の都議会選(6月13日告示、同22日投開票)の公認候補者が、相次いで辞退していたことが2日、党関係者への取材で分かった。
公認候補者が辞退したのは港区、文京区、練馬区、江東区2人で計5人。
4月25日の会見では、1128人がエントリーし、38選挙区で48人に合格と発表。その内、辞退者を差し引いた45人を公認としていた。今回の辞退で公認は40人となる見込み。
(2025/5/2 ニッカンスポーツ)
具体的政策ゼロの石丸伸二の選挙互助会である再生の道から出馬というのはもうそれだけで「まともに仕事する気も能力もありません。でも議員になりたいです」という志の人達が集まっていると見てよいでしょう。

石丸伸二氏後援会インスタグラムより
先日、石丸伸二がまた最高裁で負けたことが報じられ、選挙に不利になるのではないかと逃げた候補予定者が出たということでしょう。
石丸伸二は当初は都議選に60人擁立するとしていました。
1128人も応募があってそこから48人を候補者として合格と発表したものの、発表直前に石丸伸二が最高裁で敗訴。
石丸伸二が安芸高田市議会議員に恫喝されたという主張が虚偽であったことが司法の最終的な判断となりました。
これがあったためかすぐに3人が内定した候補者を辞退。そこから一週間でさらに5人が辞退した形になります。
むしろ石丸伸二の選挙互助会から立候補しようという人がいったいどういう人達なのか見物ではあります。
改めて超エリート銀行マンという設定だった石丸伸二と裁判関係の軌跡。
安芸高田市長選挙への出馬を目指す
↓
期日が近すぎるのでポスターの印刷を引き受けてもらえない
↓
印刷会社勤務の石丸氏の妹を通じてその会社に依頼
↓
印刷会社は超特急仕事で対応、特急料金になる
↓
特急料金のため市の基準外は石丸伸二負担であることを石丸が認めず
↓
石丸伸二はポスター代踏み倒し
↓
妹は会社に居られなくなり退職
↓
一審二審と負けるも石丸伸二は最高裁まで持って行く
↓
最高裁で敗訴
安芸高田市長に当選(2020年8月)
↓
安芸高田市議会から恫喝されたとSNSなどで繰り返し吹聴(2020年10月頃から)
↓
名前を挙げられた山根温子市議らがSNSで攻撃対象にされる
↓
石丸伸二が言った協議は録音されており、録音データにそのような事実は全く無かった
↓
山根温子市議、安芸高田市と石丸伸二を相手取って名誉毀損訴訟開始
↓
一審二審でも石丸伸二の主張は事実ではないと判断
↓
山根市議と安芸高田市は上告せず、石丸伸二が上告
↓
最高裁でも5人の裁判官全員一致で石丸の主張は真実ではないと認定
最高裁敗訴二冠の石丸伸二氏ですが、ポスター代の件なんて妹さんの立場を考えたら石丸伸二は72万円を払うべきだったと思います。
超エリート銀行マンという設定の割には分析能力がなさ過ぎるように思います。
このような人が立ち上げて具体的な政策もない選挙互助会から立候補しようという人が1128人も集まっていたことがすごいです。
議員になって美味しい生活をしたいだけの人がそれだけ居るということなのでしょう。
ですが都知事選の際に行われたあの手この手のSNS・メディア工作によって一時的にインフレしていた人気というメッキが剥げ始めているので、楽をして当選できそうにないと判断できた人は候補予定者内定を辞退したというところでしょう。
都議選までに辞退するという客観的分析で正気に戻れる候補予定者があと何人続くのか?
最後まで残った人達は相当にアレな人達であるという指標にはなりそうです。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年5月日のエントリーより転載させていただきました。