出口里佐です。
ほぼ毎月、神楽坂に通うフランス料理教室。美味しい情報交換が欠かせない仲間たちとの会話で、今回話題になっていたのが「dacō(ダコー)神楽坂店」。看板の代わりに掲げられた“?”マーク。行列ができることで知られるこのドーナツ店に、早速、足を運びました。
半円ベンチとクエスチョンマーク──“気になる”外観
ダコー神楽坂店の正面入口。この日は、行列は店内のみで、ラッキー!
ドーナツを半分にカットしたような、ベンチ。
お店の前には、ドーナツをカットしたかのような半円形のアーチベンチ。店名のdacōと同様に、どこかユーモラスで、肩の力が抜けた世界観に惹かれます。週末の午後、奇跡的に行列は店内のみ。これはチャンスとばかりに、トレーとトングを手に行列に並んでみました。
小さくて可愛い、パンとドーナツのワンダーランド
全てのパンが小さめ。右上のクロワッサンにご注目!
まず目に飛び込んでくるのは、整然と並ぶパンの棚。その奥には、2倍のスペースを占めるドーナツたち。どれも小ぶりで、一口ごとに味わい尽くせるサイズ感が嬉しい。たとえば、クロワッサンは通常の半分ほど。さまざまな種類を少しずつ食べたい欲張りな心に寄り添ってくれています。
ドーナツとの一期一会
左から、アイムドーナツ、アイムドーナツチョコレート、アイムドーナツ抹茶
ピザ窯で焼いたドーナツ、ナポリ。生地が独特で、カスタード無しでも美味しい。
「今日はまだ種類がたくさんありますよ」。背後から声をかけてくれたのは、料理教室の仲間でした。せっかくの機会と、最初は1個だけのつもりが、トレーには次々とドーナツが加わっていきました。
購入したのは、以下の5種類:
アイムドーナツ?プレーン
アイムドーナツ? プレーン(237円) 店の看板メニュー。見た目ほど甘くなく、ふわっと軽やかで、一口で虜に。
生フレンチクルーラー。
生フレンチクルーラー “生”というネーミングに反して、揚げてはいるが、驚くほど油っぽさがない。舌の上で溶けるような優しい口当たり。
ナポリドーナツカスタード。カスタード無しでも、十分美味しい。ピザ窯で焼いているそうです。どれも美味しいですが、この日は、これが一番お気に入り。
ナポリカスタード 香ばしく焼かれたドーナツにとろりとしたカスタード。ピザ窯で焼き上げているという新発想。
ピスタチオ練乳。
ピスタチオ練乳 生地の甘さとクリームの濃厚さが絶妙。ピスタチオ好きにはたまらない逸品。
パヴェ。
パヴェ(259円)長方形のパン。つややかな焼き色に思わず惹かれて、ドーナツと一緒にお持ち帰り。
店内にも小さな発見が
レジ近くでは、スタッフが着ていたパン柄のTシャツやバッグ、シールなどのノベルティも。遊び心を忘れないdacōらしいディスプレイに思わず見とれてしまいます。
奥のカフェスペース。もしかして、カーブのある天井も、ドーナツ?
奥のカフェスペースでは、購入したパンやドーナツをドリンクと一緒にゆったり楽しめます。土曜の午後ということもあり、満席でしたが、次はぜひここで出来立てを頬張りたいです。
手土産にも、自分へのご褒美にも
お持ち帰りの、お茶目な?が付いた紙袋と、ピンクの透明なビニール袋。
持ち帰りの袋は透明なピンク、紙袋には大きな“?”のロゴ。保冷剤もつけてくれる丁寧なサービスは、クリーム系ドーナツでも安心。紙箱や紙バッグも用意されており、ちょっとした手土産にもぴったり。パンやドーナツは日持ちはしないけれど、パン好き・ドーナツ好きなら、きっと笑顔になるでしょう。
東京と福岡に広がるdacōの世界
dacōの店舗は神楽坂のほか、桜新町、中目黒、御茶ノ水、駒沢、そして福岡にも展開。価格はどれもおにぎり一個ほど。焼きたて、作りたてのこのクオリティを思えば、コスパは抜群。
美味しいものに出会うと、誰かに伝えたくなります。dacōのドーナツは、そんな“美味しいおすそ分け”の喜びを思い出させてくれます。こんどは自分だけでなく、友人へのお土産に買って帰ろうと思います。
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