戦後レジームの側だからこそ「戦後70年談話」を否定したい

8月4日の衆議院予算委員会での常に韓国ファーストで動いてきた政治家、野田佳彦とれいわ新選組の伊勢崎賢治のような人を外交ブレーンにしていた鳥取の菅直人こと石破茂のやり取りが以下。

野田佳彦:
今週は歴史に向き合う週じゃありませんか?
8月6日80年前に広島で人類で初めて原爆投下された。
8月9日長崎。
この悲劇を忘れてはならないと思うんです。
去年日本被団協がノーベル平和賞を受賞して核廃絶に向けた機運が、
国際社会で広がるかなと思ってたんですけども、残念ながら逆にですね、
分断と対立がどんどんどんどん起こって、
核兵器の使用をほのめかすような発言が出て来たりとか、
核兵器の開発を急ピッチで急ぐような国が出て来たり、
逆行する動きが多いと思うんです。
加えて、加えて、イランへの核施設の攻撃について、
広島長崎を引用して正当化しようとするような米国大統領の発言があったり、
あるいは参議院選挙戦中に核武装安上がり論のような発言が飛び出したり、
私は極めて憂慮すべき事態だと思ってます。
今核だけに限って申し上げましたけども、
5月で沖縄県民の感情を逆撫でするような歴史の実態を踏まえない、
史実を踏まえない歪曲した解釈の暴言を吐きましたね。
もう一回きちんと過去の(日本が悪い事をやってきた歴史に)向き合うってことをやらなければいけないんじゃないでしょうか?
私は必ずしも50年60年70年と10年刻みに談話を出すべきだとは思っていませんでした。
でもたまたまこの80年っていうのは歴史を忘れた、歴史が風化してきているんじゃないか、
戦争の脅威が風化してきてるんじゃないかという発言とか行動が多すぎるんで、
あえて私はこの80周年というのは、
閣議決定する時間がもうないから無理としても、
何らかの総理のコメントは私は出すべきだと思いますがいかがでしょうか

石破茂:
(野田)委員も私も同じ昭和32年生まれで戦争の体験はない。
しかし育った時に日本は戦争に負けたんだということを親からも周りかの人達からも教わって育った世代です。
街にはまだ戦争の傷跡が残っていた。
そういう時代に私も育ちました。
風化ということはあってはならないことだけれども、
時間の経過とともに薄れていく、
だとすれば能動的に積極的に、
風化をしないような努力というものは、必要なのだと思っております。
形式はともかくとして、この風化というものを避けるために、
どうしてもやらないために、
そして戦争というものを二度と起こさないための
そういうような発出というものは
私は必要だと思っています。
しかしたらそこにおいて50年談話、60年談話、70年談話を
ディテールに至るまで子細に読んだ上で、
それは判断をしたいと思っております。
政府としてなすべきことは
わが日本国として成すべき事は、
二度と戦争を起こさないためにどうするのかということを
単なる思いの発出だけではなくて、
何を誤ったのか、ということ。
それは歴史の評価ということは別物でございます。
70年談話に政治システムは歯止めたりえなかったという文言がございますが、
ではなぜ歯止めたりえなかったのかということについては、
きちんと考える必要があるだろうと思っております。
私どもの世代が、あるいは我が国が今年世界に向けて何を発出するかということは、
私自身の思いとして強いものがございますので、
またいろんなご意見を踏まえながら選り置きをしてまいりたいと考えております。

野田佳彦は自身の質問時間をオーバーしても、この後も他の議員の質問時間を削って、石破茂に80年談話を出すことを繰り返し強く要求していました。

野田佳彦代表 立憲民主党HPより (5)

80年談話を出せ!

日本は忘れてまた愚かな事をする。

日本人は過去を忘れるから80年談話を出さなきゃダメ。

二度と戦争をさせないために出す必要がある!

というふうに翻訳すると、野田と石破のやり取りも腑に落ちると思います。

将来世代にも罪の意識を刷り込み、生きている限り日本と日本人は永遠に謝罪しつづけなければいけない罪の民と洗脳し続ける負の歴史に安倍晋三総理が70年談話でピリオドを打ったのです。

石破茂は野田とのやりとりで70年談話の内容に納得していない事も明らかにしています。

以前から書いてきましたが、野田佳彦は過去の落選の期間の間に民潭船橋支部長と知り合い、民潭船橋支部長にお金をもらい続ける関係となりました。

そして2009年の総選挙で勝った後は船橋の民潭に選挙に勝った事のお礼をしに行く始末です。

野田佳彦は常に日本ではなく韓国ファーストで動いてきました。

彼が総理に就任すると日本での国会審議よりも訪韓を優先しました。

当時韓国の経済危機が叫ばれていた中でした。

そこで野田佳彦は巨額の通貨スワップ枠を韓国に提供する事で韓国経済を支えました。

これで日本は批判してこないと調子に乗った韓国は李明博大統領が反日パフォーマンスを強化、李明博が我が国の竹島に不法上陸するパフォーマンスまで行われました。

野田佳彦は韓国との通貨スワップ枠だけでなく、中韓の国債を100億ドル購入するという話も進めていました。

これは野田佳彦としては中共の「元の国際化」を手伝う目的もありました。

【募るドル不信 中国、日本と「国債持ち合い」へ動く 人民元の国際化急ぐ】
(2011/12/25 日経新聞)

しかし、野田佳彦と民主党政権があまりにも韓国に媚びるため、李明博政権が調子に乗ってしまって、反日パフォーマンスをがんがん拡大させて日本国民の反日感情が強くなりすぎてしまったことで

この韓国からの国債購入は中止に追い込まれました。

【韓国国債の購入、事実上の凍結を表明 安住財務相】
(2012/8/24 日経新聞)

日本よりも中韓の利益を優先して動くあまり、中共も韓国も調子に乗せてしまってかえって日本国民が中国や韓国への不信感、反感を高める結果に繋がりました。

特にその姿勢が露骨な野田佳彦が殊更に石破茂に80年談話を出すように求めたのは日本の国益や平和とかそういうものではなく、謝罪と賠償を要求するための新たな言質を80年談話でもって取らせる。

韓国の利益のために日本に新たな楔を打ち込ませる。

そのような意図であったのだろうとブログ主は考えています。

そして石破茂も安倍晋三の70年談話が気に入らない、なんとしても上書きしてやる。

その意識でもって80年談話を出したがっている事を明らかにしたと思います。

石破茂の居座りによって自分達が大臣などの政府要人を続けられる。

ただそのために石破の続投を支持している連中。

そして岸田文雄や林芳正らの岸田派が党内の権力闘争の観点から石破の続投を支えている実態があります。

ある意味で戦後のGHQが進めた公を無視して個人の利益だけを優先する戦後教育のお手本のような人達が、戦後のGHQの最大の負の遺産の集大成が岸田派、菅義偉派(+元二階派)、石破派による石破政権なのかもしれません。

野田佳彦も石破茂を守って戦後の反日的な教育の成果を80年談話として結実させたいがためにあえて内閣不信任案を出さず、石破政権を解体させないように立ち回っているように見えます。

安倍晋三が掲げたのが戦後レジームから脱却でした。

野田佳彦にしても岸破政権にしても、むしろその戦後レジーム側に与して利益を得てきた側ではないでしょうか?

だからこそ戦後レジームからの脱却はさせない。安倍晋三を否定したいと行動するのかもしれません。


編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年8月6日のエントリーより転載させていただきました。