米国がベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を拘束したとの衝撃的な情報が浮上し、国際社会に大きな波紋が広がっている。トランプ大統領は自身のSNSで、「米国はベネズエラおよび同国指導者ニコラス・マドゥロ大統領に対し大規模な作戦を成功裏に実施した。マドゥロ大統領とその妻は拘束され、国外へ移送された」と発表した。作戦は米国の法執行機関と連携して行われたとされ、詳細は追って説明されるという。トランプ氏は同日、フロリダ州マール・ア・ラゴで記者会見を開く予定だとしている。

マドゥロ大統領夫妻 Wikipediaより
ルビオ国務長官の説明
- ルビオ国務長官は、マイク・リー上院議員に対し、今回の件について直接説明したとされる。
- ルビオ長官は2025年7月27日にも、
- マドゥロ政権の腐敗
- 麻薬密売との関与
を強く非難する投稿を行っており、強硬姿勢を明確にしていた。
マドゥロ大統領は米国で起訴済み
- マドゥロ大統領はすでに米国で麻薬密売や犯罪組織関連の罪で起訴されていた。
- 身柄確保につながる情報には高額の懸賞金が懸けられており、今回の拘束はその延長線上にある。
それでも残る「政権転覆」の障壁
マドゥロ大統領を排除したとしても、ベネズエラを米国にとって望ましい国へ転換するには、なお大きな壁がある。
① ベネズエラ軍の存在
- マドゥロ政権と蜜月関係にあった軍上層部の一部は、
- 麻薬密売ネットワーク
- 不正な利益構造
に深く関与してきたと指摘されている。
- 麻薬問題を大義名分に大統領を排除しても、既得権益を享受してきた軍が米国の要求に従う保証はない。
② 民主的正当性の確立
- ポスト・マドゥロ体制において、
- 新指導者
- 暫定政権
が国内外から民主的に正当と認められるかは不透明。
- 外部の後押しだけでは国民的支持を得られず、政治的不安定や権力闘争を招く可能性もある。
強硬策の先に安定はあるのか
- 今回の拘束は、米国が再び政権転覆という選択肢に踏み込んだ可能性を示す。
- しかし、大統領の排除はあくまで出発点にすぎない。
- 軍の動向、民主的正当性、経済再建といった課題を克服できなければ、ベネズエラは新たな混乱に直面する恐れもある。
マドゥロ大統領拘束という劇的な展開の先に、安定した体制移行が待っているのか。それともさらなる混迷が訪れるのか。米国の対中南米政策の行方を占う重要な局面となりそうだ。

トランプ大統領 ホワイトハウスXより






