
米国がベネズエラを急襲した事が報じられています。
この急襲によりマドゥロ大統領夫妻の身柄が拘束されたとのことです。
中共の特使がベネズエラを訪問し、
中共の代表団がベネズエラのマドゥロ大統領との会談を行った直後でした。
まずそのまえにベネズエラについて整理します。
まずベネズエラは2016年に経済破綻状態が露顕して現在に至っています。
これによって近年は乳幼児が栄養不足で亡くなるなんてのが当たり前に起きていたようです。
そもそもの話として独裁者として有名な
チャベス前大統領の政策に問題がありました。
独裁が行き詰まってくると弾圧と国民相手の点数稼ぎに走る。
歴史でも非常によくあることがまず行われました。
ベネズエラは世界でも有数の石油埋蔵量の国です。
ですがそれとて利用できなければ意味がありません。
本来であればベネズエラの外貨獲得に最も有効な
石油をバンバン輸出できれば話は違うのですが、
チャベス政権下では欧米資本から石油関連事業を接収しました。
ですが設備のメンテナンス・更新への投資、
技術者の確保、育成は後回しにし、
独裁者とそれに加わる役人達に相当にお金が回っていました。
これがために石油の生産・精製能力が大幅に低下。
産油国なのに国内では自動車燃料すら不足が慢性化する状態でした。
国内で精製できず、
生産能力そのものも低下している状態で
原油をそのまま安く売る事で稼いだ外貨で
燃料、食料などを輸入する状態になっていました。
膨大な埋蔵量の石油を持っていながら、
それを有効に活用できる環境を守ろうとせず食い潰してしまったわけです。
チャベスに続いて独裁者となったマドゥロも
やっていることは結局同じでした。
せっかく稼いだ外貨を使って小麦など食料を購入して、
補助金を付けてがっつりと低価格で国内で販売するのですが、
国民向けに支持率を稼ごうと相場より安く販売させています。
隣のコロンビアの方が小麦が高く売れるので
ベネズエラ国内で安く手に入れた小麦を隣国に密輸して販売。
国内の相場より安く売られるということで
国内の農家が次々に廃業していくことにも繋がりました。
主食が手に入らないベネズエラとなります。
挙げ句、社会主義の独裁国家の定番である役人の腐敗も激しく、
せっかく稼いだ外貨もかなり懐に入れられてしまう事情もあるようです。
そうしてただでさえ石油というベネズエラ最大の武器がボロボロで
外貨を稼ぎにくい環境になっているのに
役人の腐敗、独裁者の人気取りなどでさらに外貨も不足が慢性化。
独裁者というのは権力を維持するために手段を選びません。
2024年にマドゥロ大統領が3選をはたしたときに
選挙の不正が行われたと大規模な暴動が起きています。
「マドゥロが文句なしに3選を果たしました。でも投票の内訳は非公開です」
こんなのでは暴動がおきないはずがありません。
経済は悪化し続けるだけで全く改善の兆しはありません。
こういうところまで落ちた国がどうするかと言えば、
麻薬生産と密輸出の拠点となってしまうのですよね。
中国がフェンタニルを日本なども中継地点に使って
米国に大量にフェンタニルを送りつけて社会問題を作り出してしますが、
ベネズエラもまたコカインを生産して、
コロンビアなどを経由させて米国に密輸出させています。
ただでさえ薬物やアルコールを毛嫌いしているトランプ大統領です。
(アルコール依存症で40代で兄が亡くなっている)
米国内で社会問題を作られている事や
中間選挙が控えている事などもあって
今回のベネズエラ急襲となったのでしょう。
また中国の代表団が訪問した事でマドゥロ夫妻の居場所が特定できた
という事情もあったのだろうと思います。
習近平のメンツは丸つぶれでしょう。
というわけで、
トランプ大統領の今回のベネズエラ急襲は
- 麻薬対策
- 石油利権
- 中国の南米での影響力の抑制
(ベネズエラの原油輸出のほとんどが中国) - 中間選挙対策
こういったところではないでしょうか?
中国がマドゥロ夫妻の解放を要求しているようですが、
中国共産党は
「力による現状変更をするな!」
と是非とも米国に抗議してもらいたいところです。
自分達も台湾で同じ事をやろうとしているわけですし、
力による現状変更を現在進行形で行っているロシアを支援している事も
突っ込まれることになりますからね。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2026年1月4日のエントリーより転載させていただきました。






