5日朝、豊洲市場で新年恒例の初競りが行われ、青森県大間産のクロマグロが1匹5億1030万円で落札された。過去最高だった3億3360万円を大きく上回り、市場関係者だけでなく一般消費者にも強いインパクトを与えた。「5億円」と聞けば、都心のタワーマンション1戸分に匹敵する水準である。
6年ぶり!すしざんまい!🍣 #すしニチ🍣
「5億円」って。タワマン価格か。不動産と同じで、インフレしている🐟 一番マグロ=不動産価格の指数になりそう。今後もっと上がる。 https://t.co/LzY4txtSpy— セカニチ不動産 (@sekanichi_f) January 5, 2026
- 落札されたクロマグロは大間産の最高級品で、重さや品質の面でもトップクラスと評価された。
- 競りでは「すしざんまい」と「銀座おのでら」という大手すしチェーン2社が正面から競り合い、互いの意地がぶつかる形で価格が急騰した。
- 落札額は史上最高値となり、従来記録を約5割上回ったことで、初競りの「ご祝儀相場」の色合いを大きく超えたとの見方が出ている。
- すしネタに換算すると1貫あたり約5万円とされ、一般的な消費感覚からは完全に乖離した価格水準となっている。
- 市場関係者の間では、初競り価格がブランド力や話題性を示す広告費的な意味合いを持つとの指摘がある一方、価格の過熱を懸念する声もある。
- 一方、農林水産省の食料需給表によると、2023年度の魚介類の1人当たり年間消費量は21.4キログラムにとどまっている。魚介類の購入量は長期的に減少しているが、支出金額は大きく減っていない。
- これは消費者が魚を「食べなくなった」のではなく「高くて買えなくなった」ことを意味しており、単価の上昇が魚離れを加速させている。
- 初競りでの超高値は象徴的な出来事にすぎないが、マグロ価格が不動産価格と同様にインフレの指標のような役割を果たしつつあるとの見方もある。
今回の5億円超えのクロマグロ落札は、景気づけのイベントという枠を超え、日本の食と価格構造の変化を映し出す出来事である。消費量は減っているのに価格は下がらない。これは魚介類が「日常の食材」から「高級品」へと移行しつつある現実を示している。初競りの一番マグロは、いまや不動産と同じくインフレを測る象徴的な指数になりつつある。

すしざんまい 公式Xより






