AIは「内藤忍の公式ブログ」を自動作成できるか?

内藤 忍

最近の生成AIの進化のスピードには凄まじいものがあります。毎日ブログを書きながら「AIは私の代わりにこのブログを毎日書き続けることができるのではないか?」という素朴な疑問が出てきました。

AIが生成した文章と私自身が書いた文章の区別がつかなくなる日が来るのではないかとの危惧(あるいは期待)です。実は「内藤忍らしい文章」を自動生成することにおいて、AIはすでに完成に近いレベルに達しています。

私がこれまでに発信してきたブログ記事、著書、そしてメルマガ。これらの膨大なテキストデータをAIに学習させれば、私の思考の癖、好んで使うレトリック、論理の組み立て方を模倣することは簡単です。

「アセットアロケーション」「人体実験」「歪み(ゆがみ)」「効率性」「リスクコントロール」といったブログに頻出するキーワードを適切に散りばめ、一見すると私自身が書いたかのようなもっともらしい記事を数秒で作成することはAIの得意作業です。

しかし、ここで重要なのは「もっともらしい文章」と「価値のある情報」は似て非なるものだということです。

AIが私のブログを完全には代替できない決定的な理由は、AIには「今の瞬間の生きた体験」がないからです。

私のブログは私がどこへ行き、誰と会い、どのようなワインを飲み、自分自身のお金をどこに投じて何を感じたかといった自分自身の「一次情報」にあります。

たとえば、カンボジアの不動産物件の現状や、都心の中古ワンルームマンション市場の微妙な変化、新しく見つけたお寿司屋さんでの意外な体験。

これらは、ネット上のデータの再構成ではなく、私が物理的に移動し、「人体実験」をした結果として得られるものです。

AIは過去のデータを整理してまとめ上げるのは得意ですが、未来に向けた情報を自ら探し出すことはできません。

だからAIは敵対視するべきものではありません。むしろ、私はAIを「最強の編集アシスタント」として使い倒すべきだと考えています。

私が得た生の実践データをAIに渡し、それを読みやすい構成に整えさせたり、過去のデータと比較させたりする。そうすることで、私はより多くの時間を新しい情報の開拓という、人間にしかできないクリエイティブな活動に割くことができるようになります。

これからも私は、AIには真似できない一次情報を、自らの人体実験を通じてお届けしたいと思っています。

・・・とここまでの文章はAIに「AIは「内藤忍の公式ブログ」を自動作成できるのか?と言うタイトルの文章を内藤忍風に1,000文字で作って」と指示して作成したものを手直しして完成したものです。テキストを修正して完成するまで約10分です。ちなみに画像もAIに指示をして10秒ほどで作ってもらったものです。

完成した文章は果たして私が書いたものなのでしょうか?それとも私がちょっと修正したAIの文章というのが正確な言い方でしょうか?


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年2月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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