2拠点生活の選択基準はアクセスよりも「ワクワク感」

内藤 忍

2拠点生活として選択する場所の基準はまずは何をおいても「アクセス」だと思っていました。

熱海や湯河原といったエリアで物件を探しているのも、新幹線を使えば都心から1時間足らずでアクセス可能だという利便性があるからです。車でも空いていれば2時間もあれば到着できますから便利です。

ドア・ツー・ドアで2時間程度なら気軽に出かけることができ、2拠点生活を「特別なイベント」ではなく「日常の延長」にできそうです。

アクセスが悪い物件は移動のストレスが強く、結局は行かなくなって放置されるのではないかという不安があります。

しかし、例えアクセスが良い物件であっても滞在する楽しさやワクワク感が無ければ行く気は失せてしまいます。

湯河原で見た物件は和風の素晴らしい建物で庭の造作も手がかかっていて温泉まで付いていました。しかし、和風のセンスがあまり好きになれず、現地に着いて内覧しても心躍る気持ちにはなりませんでした。

また別の物件も東京から2時間ほどの距離でウッドデッキからの素晴らしいオーシャンビューの眺望でしたが、お風呂が小さく非日常感は味わえません。価格も含めてこちらも決め手に欠ける物件でした。

そんな中、新たに紹介された伊豆にある別の物件はオーシャンビューの眺望というだけではなく、テラスに面した石造りの露天風呂がある物件でした。

実は私は温泉の露天風呂が大好物です。しかもオーシャンビューとなればテンション上がります。

さらに広いウッドデッキもありロフトもついたスタイリッシュな内装です。現地を見ていませんが写真を見るとなんだかワクワクしてきました。

問題はアクセスです。熱海からさらに南に下って1時間ほどかかりますから、車なら片道3時間くらいかかりそうです。

しかし、改めて考えてみれば目的地が魅力的なら距離があってもわざわざ行こうと思います。逆に行きたいと思う魅力が無ければ例え近くても行こうと思わない。そんな気もしてきました。

好きな女の子だったら遠距離恋愛であっても何とか時間を作って足繁く会いに行こうと思うのと何だか似ています(笑)。

不動産投資の場合の物件選びは「立地(ロケーション)」がすべてと言われます。しかし自分が使う2拠点生活の物件選びの優先順位はちょっと違う気がしてきました。

近いうちに現地に出かけて「遠距離恋愛」しても会いに行きたい物件かどうか確かめるつもりです。

dar_st/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年4月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アバター画像
資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

コメント投稿をご希望の方は、投稿者登録フォームより登録ください。

コメント