「ドトール化」するスターバックス

内藤 忍

コーヒーチェーンでよく利用するのがスターバックスとドトールです。

ドトールコーヒーはレタスドックが大好物で時々無性に食べたくなると出かけてしまいます。こちらのスタッフは良い意味で無機質で機械的な対応です。無駄な会話は一切なく淡々と注文を捌いていくのはある意味で小気味よく快適です。

対照的なのがスターバックスです。

スタッフとのさりげない会話や、カップに手書きされたメッセージなど、家とオフィスの間にある「サードプレイス」としての価値がありました。

しかし、そんなスターバックスの空気感も少しずつ変わっている気がしました。

今週いつも出かけているスターバックスコーヒーの外にあるテラス席からコーヒーを注文してソファに座って待っていると、スタッフにドアまで取りに来てくださいと指示されました。

確かに注文してドアの横から受け取るルールにはなっています。しかしこれまで座って待っていて取りに来いと言われたことは一度もありませんからちょっとびっくりです。

聞けば「店の外に持っていくことができないルールになっているので」との説明でした。

今まではコーヒーをソファまで持ってきてくれるだけではなく、一緒にいるワンコに話しかけてくれるようなフレンドリーな方もいたので随分対応が変わったなと思いました。

今回はたまたま杓子定規なスタッフに当たってしまっただけと思いたいところです。でももしかしたら仕事量が増えてルール以外のサービスをする余裕がなくなっているのかもしれません。

こちらのお店はいつも混んでいて満席状態てあることが多く、ウーバーイーツからのモバイルオーダーが大量に入っていることもあります。また子連れからパソコンを持ち込んでリモートオフィスしている人まで客層も多様で注文も複雑です。

目の前のオーダーを捌くことに忙殺されれば、どうしても機械的な対応となり、余計なサービスをしようという余裕は無くなります。

もし私の懸念が当たっているとすれば、スタバの「ドトール化」が始まったと言えるのかもしれません。

スタッフと会話したくてスタバに行くわけではありませんがあのフレンドリーな雰囲気が変わってしまうのはちょっと寂しくもあります。

edfuentesg/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年4月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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コメント

  1. 岡本マヤ より:

    エイジレス問題✕スタバ

    スタバのキャラメルマキアートが好きで時々行ってました。持ち帰りではなくカフェで飲むのが好き。
    コロナ禍を挟んでからほとんど外食しなくなってカフェはその代表格になりました。
    ドトールは数年前は愛用したけどミルクレープもソイラテもおうちで上達してしまったので行く意味がなくなりました。

    価格で言うとスタバのほうが高く年配の方も多い。若い店員が年配の婦人に「たぷたぷに入れないで!八分目が常識でしょう!」と怒鳴れているのを見ると常識よりもたくさん入れてあげようと思うかわいい店員さんの気持ちが失われない事を願った。