3月16日に発生した抗議船転覆事故から約1カ月後の4月18日、ヘリ基地反対協議会の浦島悦子共同代表は琉球新報社主催の平和ガイド・語り部育成講座で講演し、事故当日の海の状況や報道内容について「間違いが流布されている」「悪意に基づく虚偽情報が山ほど流されている」と主張した。だが、その発言内容は、事故の責任を正面から受け止めるものというより、報道や批判への反論に重点を置いたものとして強い反発を招いている。
「産経新聞や右派的な週刊誌が、ちょっとしたことに尾ひれはひれをつけて違う方向に持っていって報道している」?!なんたることか。この人たちは本当に全く反省していないのだな。人一人殺しておいて、よくこういう言い草ができるものだ。なぜ産経以外まともに報道すらしない https://t.co/eXjn3aM56f
— リフレ女子 (@antitaxhike) May 4, 2026
【参照リンク】「間違いが流布」 辺野古転覆、抗議団体代表が事故後に平和ガイド育成講座で講演 産経新聞
- 産経新聞は、同協議会の浦島悦子共同代表が4月18日に琉球新報社主催の講座で講演した際の音声データを入手したと報じた。
- 浦島代表は講演で、「荒れた海に出たというのは間違い。それがすごく流布されている」と述べ、事故当日の海が危険な状態だったとする見方を否定した。
- さらに、「悪意に基づく虚偽情報が本当に山ほど流されている」と述べ、産経新聞や一部週刊誌の報道について「尾ひれをつけて違う方向に持っていった」と批判した。
- 浦島代表は、事故当日の海について「とても穏やかだったという『うみんちゅ』の証言もある」と強調した。
- 一方で、「私は修学旅行の生徒たちが海に出るというのは知らなかった」「海上チームにお任せしていた」とも述べ、出航判断や現場対応の責任を海上チームに委ねていたとの認識を示した。
- 波浪注意報については、「波浪注意報が出ているから出航してはいけないということはない」と主張した。
- 浦島代表はさらに、「冬場はずっと毎日出ている。2、3カ月の中で出ない日は1日か2日」と述べ、波浪注意報が頻繁に出るため、出航判断の決定的な基準にはならないとの趣旨を語った。
- しかし、沖縄気象台のデータでは、2月は28日中15日、3月は31日中20日が波浪注意報または警報の発令日だったとされる。
- この数字は、浦島氏の「2、3カ月の中で出ない日は1日か2日」という説明とは大きく食い違っている。
- 事故当日、現場海域には実際に波浪注意報が出ており、捜査関係者からは「明らかに白波が立ち、危ない状態だった」との指摘も出ている。
- 浦島代表は講演の中で「学校やご遺族にどうやって詫びればいいか」とも述べたが、講演全体としては謝罪や反省よりも、報道批判や「虚偽情報」への反論が目立つ内容だった。
- 事故の当事者である団体の代表が、事故から約1カ月後にメディア主催の講座で自らの主張を展開したことについても、批判が広がっている。
- 琉球新報社が事故当事者を平和ガイド・語り部育成講座に招いたことについて、Xでは「事故の検証が先ではないか」「身内に甘すぎる」といった声が上がった。
- 浦島代表の発言に対し「責任逃れ」「言い訳講演」「被害者ヅラ」「無責任にもほどがある」といった厳しい反応が相次いだ。
- 「波浪注意報が出ていたのに『穏やかだった』はありえない」「産経を悪者扱いするのは典型的だ」と、報道批判にすり替えているとの見方も出た。
- 「未来ある女子高生の命が失われた事故で、まず語るべきはメディア批判なのか」「非を認めたら死ぬのか」といった怒りの声も広がった。
- 「『間違い』とは抗議団体の存在そのものではないか」とする強い批判も出ている。
- 遺族への直接謝罪は現在も実現していないとされ、協議会側は取材に対しても明確な説明を避けている。
- そのため、今回の講演は、事故の当事者としての反省を示す場ではなく、責任を他者に転嫁し、批判報道やネット上の指摘を「虚偽情報」として攻撃する場だったと受け止められている。
- 波浪注意報に関する実データと浦島氏の説明に食い違いがある以上、事故当日の海象、出航判断、学校との連絡体制、団体内部の責任分担について、改めて厳密な検証が必要である。
この事故で問われているのは、単に一つの抗議活動の是非ではない。未成年の生徒を危険な海に乗せた判断は適切だったのか、事故後に団体は遺族と学校に誠実に向き合ったのか、そしてメディアは当事者の弁明をそのまま広げる前に、事実関係を十分に検証したのかという問題である。浦島氏の講演内容が事実と食い違うのであれば、「虚偽情報」を批判する前に、まず自らの説明責任を果たすべきだ。事故の真相究明と遺族への真摯な対応が、いま改めて求められている。

2026年3月17日 ヘリ基地反対協議会の記者会見







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