米国政府がメキシコのシナロア州知事を麻薬密輸で告訴

シナロア州の州知事と他9名が麻薬組織シナロアに加担

米国政府はメキシコのシナロア州知事ルベン・ロチャ氏を米国への麻薬密輸に加担していたという理由で告訴した。ロチャ氏が籍を置く国民再生運動党(MORENA)は麻薬組織と大規模に癒着した政党であることで知られている。2014年に創設されたこの政党の創設者は前大統領のロペス・オブラドール氏だ。

シナロア州と言えば、メキシコで最大の麻薬組織シナロアが本拠地としている自治州である。そこの州知事となれば、麻薬組織と癒着していなければ政権の運営は不可能である。

米国政府が34ページに及ぶ証拠書類を基に今回告訴した人物はロチャ州知事に加え、エンリケ・インスンサ上院議員と同州首府の市長を含め、州政府の高官たち9名である。

彼らはシナロアから高額の資金を受け取る代わりに、フェンタニルなど麻薬をシナロアが米国に密輸するのに加担していたというのである。

ロチャ氏は2021年から知事として活動しているが、知事選挙の前にシナロアの幹部たちと会合を持って選挙資金を受け取る代わりに、当選したら彼らに麻薬の米国への密輸を容易にし、さらに不逮捕特権も付与することを約束していた。また同州の知事選挙では他の候補者はシナロアによって恐喝などの脅威を受けていたことも明らかになっている。

麻薬組織が蔓延っているどの自治州も彼らの意向を無視しては政治運営はできない

今回の告訴はニューヨーク南地区の検察が行ったが、これは一つの例にしか過ぎない。メキシコで麻薬組織が強い基盤を持っている自治州は全て同じ様なことが行われている。

その中でも、国民再生運動党は麻薬組織との癒着が非常に強く、ロペス・オブラドール前大統領の最初の大統領選挙資金も麻薬組織から投入されていたことは明らかになっている。現大統領クラウディア・シェインバウム氏も同様に麻薬組織から選挙資金に投入されていた。

今回の米国からの今回の告訴に対し、シェインバウム大統領は十分なる証拠はないと表明している。が、その証拠を詳細に提示するように米国政府に要求してはいない。なぜなら十分な証拠が提示されれば、彼女は必然的にロチャ氏と他9名を米国に送還せねばならなくなるからである。

ロペス・オブラドール前大統領が米国に送還されるまで米国の告訴は続く

一方の米国政府は、これが始まりであるとしている。麻薬組織に誘拐されているメキシコ政府は米国からの要求をはねつける以外に手段はないのである。実際、一旦ロチャ氏を米国に送還すれば、最終的にはロペス・オブラドール前大統領と彼の息子たちに対しても、米国政府は告訴して米国への送還を要求して来るはずだ。それは時間の問題だと思われる。

シェインバウム大統領でさえも麻薬組織と癒着しているのである。最終的には彼女は政権を放棄せねばならなくなるであろう。一方、彼女が米国に味方して麻薬組織を敵に回す行動を取ると、彼女自身の生命の安全も保障されなくなることは明らかである。何しろ、麻薬組織は警察や軍部とも癒着しており、彼女を暗殺することは容易であるからである。

トランプ大統領とルビオ国務長官、 ヘグセス戦争長官ら ホワイトハウスHPより

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