
新城市の四谷の千枚田。
奥三河をドライブしています。千枚田を見たあと、車をさらに山間、設楽町方面に向かわせました。新城方面は比較的道路も広かったんですが、ここから先は需要が少ないからか道が細いので運転に注意が必要です。

さらに奥には人口829人の村、豊根村がある。
山道を乗り越えて、めざすは愛知県東栄町。奥三河のほぼ最奥部にあります。

長らく国道151号がメインのアクセス手段だったんですが、今年3月、三遠南信自動車道が延伸開業し、東栄インターが開設されました。これにより東京、名古屋方面から高速道路で直接アクセスすることができるようになり、利便性が大幅にアップしています。

目的地の「花まつりの湯」に到着しました。広い駐車場があるのですが、結構いっぱい。町民の方も多く来ているようです。中は広く、露天風呂も通常のお風呂から寝湯などの設備が用意されていてなかなかの充実ぶりでした。高速開通で混雑必至です。

さて、花まつりの湯の裏手の道から「蔦の淵」とよばれる滝に行くことができます。今回、東栄町に来た目的はこの滝を見るため。なんでも「奥三河のナイアガラ」と呼ばれているらしく、某雑誌の各都道府県の絶景・愛知県代表に選ばれています。

川沿いに歩いていくと展望所がありました。ここから奥三河のナイアガラを望むことができるようです。それでは——

はい、これが蔦の淵。奥三河のナイアガラです。落差はそんなにないようですが、広い川幅から落ちる複数の白糸のような滝は確かにナイアガラの滝のようです。本物見たことないけど。
Youtubeもアップしましたのでご覧ください。

川はかなり透明度が高くて水に浸かっている岩や砂の河底までよくみることができます。おや?あそこに人がいますね。あそこからだと蔦の淵が真正面に見えて見ごたえがありそうなのですが、どのようにアクセスするのかわかりませんでした。

違ったアングルからもどうぞ。

さて、蔦の淵から山を下り、JR飯田線の東栄駅にやってきました。さきほど紹介した東栄インターもそうなんですが、東栄町の市街地からはかなり離れた町はずれにあります。屋根がユニークな形をしていますが、この地域の「花祭」と呼ばれる霜月神楽で使われる鬼の面をモチーフにしています。
旧暦11月に行われる霜月神楽は全国的に行われているのですが、長野県南部や奥三河のものは重要無形民俗文化財に指定されています。昨年秋に行った南信濃の遠山郷の記事でも少し取り上げました。



ということで、駅の周辺には鬼がたくさんいます。チェーンソーを持っているのは東栄町が全国チェーンソー競技大会の会場になっているから。

町を歩くとこんなチェーンソーアートを見ることができます。

そんなに列車の本数が多くない飯田線の山間部ですが、たまたま列車が通って行きました。しかも1日2往復しか走らない特急「伊那路」でした。山間部を縫うように走るため日本一遅い特急と揶揄されますが、長い飯田線の旅を快適にしてくれる貴重な存在です。

東栄駅の駅舎内では人気のキャンプマンガ「ゆるキャン△」の列車写真展が行われていました。海老名すわ子さんは東三河や静岡などで鉄道写真を撮る活動をされている方だそうです。


ゆるキャン△18巻では今回紹介した東栄町をはじめ、茶臼山、静岡県の佐久間ダム、長野県の下栗の里など三遠南信エリアのツーリングが取り上げられています。リンと綾乃のたどった道を追いかけながらドライブするのも楽しそうですね(作中では通行止めに遭遇する箇所もあるので忠実に追い続けると大変な目に遭います)。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2026年5月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。







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