16日、東京大学の五月祭で参政党・神谷宗幣代表の講演会をめぐってトラブルが発生し、爆破予告メールが届いたことで学園祭そのものが全面中止となるという、大変遺憾な出来事がありました。
私は参政党の支持者でも何でもありませんし、思想的に異なる点も多くあります。
しかし今回の件は、政治的立場を超えて強く批判すべきだと考えています。
まず、神谷代表の登壇に対してSNS上などで「差別的な言動を行わない」と署名しなければ座り込みを続ける、といった抗議活動が展開されていたことについて。
言論には言論で対抗するべきであって、一個人が他人の表現活動に条件を課し、署名がなければ登壇させないと迫る行為は、傲慢というほかありません。その権利は誰にもないはずです。
さらに、東大の学生でもない運動家たちが構内に入り込み、迷惑行為を行っていたという情報もあります。これは論外です。

過去の五月祭のようす 五月祭HPより
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そして最も許しがたいのが、爆破予告です。
報道によれば、予告は神谷代表の講演開始直前に届き、学生実行委員会は安全を確保できないと判断して講演会の中止を決定。その後、16日の全企画が中止となりました。東大もホームページ上で「強い遺憾の意」を表明しています。
爆破予告をした人物が何を達成しようとしたのか、私には理解できません。言論を封じることで何かを守れると思っているとすれば、大きな勘違いです。
むしろこうした行動は、批判していた側に「言論弾圧の被害者」という立場を与え、世論の同情と支持を集める結果を招くだけです。
今回も、神谷代表や参政党は何も悪くないのに、完全な被害者になってしまいました。
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私は大学時代、早稲田大学の学園祭実行委員を務めていた経験があります。
学園祭というのは、学生たちが1年間かけて準備し、その全力を注ぎ込む場です。サークルの引退公演、ゼミの発表、出展者の方々——それぞれにとって特別な節目の日です。
今回その「青春のグランドフィナーレ」が、自分たちとは何の関係もない政治的行動によって奪われてしまった。関わった学生たちのことを思うと、本当に胸が痛いです。
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リベラル・左派の方々の中にも、私が尊敬する友人や知人はたくさんいます。だからこそ言いたいのですが、今回のような行動を続けていては、世論は絶対についてきません。
言論を封じようとする行為は、むしろ封じられた側を強くするだけです。
言論には言論で。これが民主主義の基本です。
編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2026年5月16日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。







コメント
音喜多氏の「言論には言論で対抗すべき」という主張には全面的に賛同します。
長い期間準備してきた学生たちの青春の集大成が、自分たちとは無関係な身勝手な暴力によって奪われたことは、本当に胸が痛みます。
その上で考えたいのは、「反対派(脅迫者)は実力行使をしてまで、一体何をそこまで怖がったのか」ということです。
彼らが本当に恐れたのは、神谷代表個人の登壇そのものよりも、「外国人・移民政策に関する具体的な議論が社会で盛り上がること」だったのではないでしょうか。
試しにChatGPT、Gemini、Claudeといった主要なAIに「神谷代表や参政党的な層が主張している外国人政策を整理して」と聞くと、概ね以下の5点に集約されます。
**■ 1. 受け入れ・居住の「総量規制(上限設定)」**
– 受け入れ人数の上限設定:移民政策や外国人労働者受け入れの拡大に反対し、国全体としての受け入れ人数に明確な上限を設ける。
– 地域ごとの比率上限:地域社会への影響を緩和するため、市区町村単位でも外国人の居住比率に上限を設ける。
**■ 2. 社会保障・公的支援の「公平性確保と適正化」**
– 医療保険・社会保障の厳格化:外国人の制度利用は、税金・保険料の「納付実績」や「在留実態」に応じて厳しく審査・制限する。
– 生活保護・優遇措置の見直し:外国人への生活保護支給は原則として見直す。留学生への奨学金などの優遇措置も日本人学生との公平性を踏まえて是正する。
**■ 3. 不法滞在・制度悪用への「厳格な対処」**
– 不法滞在・不法就労の是正:取り締まりを強化し、違法状態が長期化するのを防ぐ。
– 難民申請制度の悪用防止と送還:難民申請を悪用した偽装滞在を防ぎ、難民に該当しない者は速やかに強制送還できる仕組みを作る。
**■ 4. 国籍取得(帰化)と永住権の「要件厳格化と取り消し」**
– 帰化要件の厳格化:安易な国籍取得を防ぐため、帰化の条件を厳しくする。
– 永住権の厳格化と取り消し制度:永住権の取得・維持の条件を厳しくし、税金未納や犯罪などがあった場合は「永住権を取り消せる」制度にする。
**■ 5. 外国籍・帰化者の「政治的権利の制限」**
– 外国人参政権への反対:外国人に対する参政権(特に地方参政権)は認めるべきではない。
– 帰化一世の被選挙権の制限:日本国籍を取得した帰化一世であっても、国籍取得後から一定期間は被選挙権に制限を設ける。
こうして並べてみると、いずれも国家の在り方として真正面から議論されるべき正当なテーマばかりです。外国人の社会保障利用を納付実績や在留実態に応じて厳格に確認すること、不法滞在や不法就労の是正、難民制度の悪用防止、永住権取得後の重大な義務違反への対応などは、**制度の公平性の問題**として堂々と議論可能なはずです。
反対派が本当に怖がったのは神谷氏個人ではなく、こうした論点が公の場で正面から議論されてしまうことそのものだったのではないでしょうか。だからこそ「差別」というレッテルで封じ込めようとし、それでも止められなくなると爆破予告にまでエスカレートした。
ところが結果はどうか。数百人の前での演説を潰したことで、いまや数十万人が注目しています。封じようとした言論は、「なぜそこまでして封じたかったのか」という新しい論点を生みだします。
であれば、再発防止とは単なる警備強化だけではありません。爆破予告は犯罪として厳正に対処すべきは当然として、それと同時に、**封じられそうになった論点を堂々と議論の俎上に乗せ続けること、それ自体が最大の再発防止策**だと考えます。
封じれば封じるほど火は大きくなる。白日の下で、賛否それぞれの立場から徹底的に議論すればいい。数百人の講演を止めたことで数万人の議論につながるなら、それこそが言論弾圧を企てた者たちへの最大の皮肉であり、私たちにできる最強の対抗策です。