北区小学校火災 音楽教員が(電気ストーブで)洗濯物を乾かそうとした

警視庁が失火容疑で捜査開始6月19日午前11時頃、東京都北区の区立滝野川第三小学校で火災が発生し、校舎4階の音楽準備室を中心に約200平方メートルが焼けた。隣接する音楽室で5年生24人が授業を受けていた40代の女性音楽教員を含む児童・教職員ら11人が重軽傷を負った。24日、警視庁の任意の調べに対し、この女性教員が「サーキュレーターを使って洗濯物を乾かしていた」と説明したことが明らかになった。現場の電気ストーブは通電状態で、繊維片が付着しており、警視庁は失火の疑いで同教員を重要参考人として捜査を開始した。避難対応を称賛する意見も上がっていただけに、予想外の失火原因に落胆と怒りのの声が聞こえてくる。

  • 火災は19日午前11時頃に発生。火元とみられる4階音楽準備室から出火し、約3時間後に鎮火した。校舎は1966年建築の4階建てで、当時約340人の児童が在校していた。
  • 負傷者は児童8人と教職員3人の計11人。うち10歳の男子児童2人が腕の骨折、女性音楽教員が骨盤骨折の重傷を負った。他は煙を吸うなどの軽傷。
  • 音楽室にいた児童らは黒煙で廊下側が塞がれ、幅約50センチの外側のひさしに避難。消防のはしごで救助された。
  • 女性教員は警視庁の任意聴取で、音楽準備室でサーキュレーターを使い洗濯物を乾かしていたと説明。本人は深く反省の意を示しているという。
  • 現場調査で、音楽準備室から焼けた電気ストーブ、複数のサーキュレーター、燃えた衣類や20本以上のハンガーが発見された。
  • 電気ストーブを分解した結果、火災発生時にコンセントにつながった通電状態で、残骸に繊維片のようなものが付着していた。燃えたテーブルタップのようなものも見つかった。漏電などによる失火は認められていない。
  • 警視庁は24日から同教員を重要参考人とし、失火容疑事件として捜査を開始。第三者の侵入形跡はない。
  • 北区は火災後、校舎の損傷が激しいとして3年生以上の児童約230人を7月上旬をめどに近隣の小中学校などに分散登校させる方針を明らかにした。
  • 1・2年生は現在の校舎で授業を再開し、夏休み以降は全児童が学習できる代替施設の確保を目指す。校舎の改築も検討している。
  • 教員の行動に対する批判が目立ち、「電気ストーブの近くで洗濯物を乾かすのは危険」「学校の準備室で私物乾燥は不適切で人災だ」といった声が多い。NITE(製品評価技術基盤機構)がストーブ近くに洗濯物を干さないよう注意喚起している点も指摘されている。
  • 北区の山田加奈子区長は「児童・保護者らに多大なご迷惑をおかけした」と陳謝し、事実関係の確認と再発防止に取り組む方針を示した。教育長も「あってはならない授業中の出火」と重く受け止め、児童の心のケアを継続すると述べた。

この火災は授業中に発生した異例の事態で、児童の生命に関わる重大な結果を招いた。警視庁の捜査で出火原因の詳細が明らかになる見通しで、北区や学校関係者には安全管理の徹底と再発防止策の早期実施が強く求められる状況だ。

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