国際サッカー連盟(FIFA)は2026年ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でレッドカード退場となった米国代表フォラリン・バログン選手に対し、次の試合の出場停止処分の適用を1年間猶予すると異例の発表を行った。これによりバログン選手は6日(現地時間)のベルギー戦に出場可能となった。決定の背景として、発表前にトランプ米大統領がFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に直接電話し、処分見直しを求めたことが関係者により明らかになっている。

トランプ大統領とフォラリン・バログン選手 Wikipediaより
- FIFAは公式声明で「FDC第27条に基づき、バログン選手への自動的な出場停止処分の実施を1年間の執行猶予期間とする」と発表。猶予期間中に同様の重大な反則を犯した場合、処分が執行され追加制裁も科されるとした。
- バログン選手は1日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で相手選手の足首を踏むプレーでVAR審査の末、レッドカードを受け退場。自動的に1試合出場停止となるはずだったが、FIFAがこの異例措置を講じた。
- トランプ大統領は決定前にインファンティーノ会長へ電話し、レッドカードの再審査を求めたと複数の情報筋が報じている。トランプ氏はTruth Socialで「FIFAが正しいことを行い、重大な不公正を覆してくれたことに感謝する」と投稿した。
- 米国代表チームは決定に驚きつつ歓迎。選手の一部は「最初はAIかと思った」と語り、ポチェッティーノ監督は当初のレッドカード判定に不満を示していた。
- ベルギー側は強く反発。ベルギーサッカー協会は「驚がくした」と声明を出し、監督ルディ・ガルシアもFIFAの対応を嘲笑。抗議や対応を検討中とされる。
- 各社メディアは「1962年以来の異例の決定」「政治的影響の疑い」と指摘。インファンティーノ会長とトランプ氏の親密な関係や、FIFAがトランプ氏に平和賞を授与した経緯を背景に挙げ、公平性への疑問を呈している。
- 米国支持者を中心に「正義が勝った」「トランプのおかげ」との肯定的反応が目立つ。一方、欧州や中立的な地域からは「政治介入だ」「FIFAの腐敗」「他国なら同じ対応になるか」との批判が相次ぎ、特別扱いへの不満が広がっている。
- 一部ではレッドカード自体の判定に疑問を呈する声もあり、「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の使用方法が不適切だった」との指摘や、ベルギー側が本来抗議すべき点はここだと主張する投稿も見られる。
この決定はワールドカップの公平性やFIFAの独立性を巡る議論を呼び起こしている。米国側はバログン選手の復帰を喜ぶ一方、国際的な批判や今後の同様事例への影響が注目される。6日のベルギー戦での対応が一層注目を集めそうだ。







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