東京も随分暑くなってきて、ワンコのピノくんの散歩も日中ではなく夜や早朝に行くようにしています(写真)。

犬は人間よりも地面に近いところを歩きますから、少し気温が上がっただけでアスファルトの反射熱を受けやすく熱中症になってしまいます。
そんなことを考えながら、晴れた日の早朝に散歩に連れ出しました。この日は夜まで予定があったので早めに連れていこうと思ったのです。
気温はまだ摂氏20度台の半ばでそれほど暑さは感じませんでした。過ごしやすく、身体を動かすのにちょうど良いと思っていたのですが、甘く見ていました。
20分ほど歩いているうちに体中から汗が大量に吹き出し、意識がもうろうとしてフラフラになってしまいました。頭がまったく働かなくなり「これはまずい」と自覚しました。どうやら熱中症に近い症状だったようです。
散歩で連れ出したピノくんを預けるとそのままタクシーに乗り込んで、冷房の効いた車内で移動中しばらくぐったりとしていました。タクシーを降りてコンビニに駆け込み、冷たい水とゼリー状の栄養補給ドリンクを飲んで何とか回復しました。
熱中症を引き起こす最大の要因は、実は気温よりも「湿度」と「身体の慣れ」にあるようです。
気温が25度程度であっても、湿度が高ければ汗が蒸発しにくくなり、体内の熱を効率よく外に逃がすことができなくなります。
また急に気温が上がった時期などは身体がまだ暑さに慣れていないため体温調節機能がうまく働かず、自覚症状がないまま体内に熱がこもってしまうのです。
実際に、熱中症による救急搬送の多くは気温が20度台後半の日に発生しているとの情報もあります。本人は爽やかな汗をかいて気持よく散歩しているつもりでも、脱水がじわじわと進行し、気づいた時には足元がふらつく脱水症状になってしまうのです。
熱中症を防ぐためには自分の「体感」を過信しないことです。
また意識して水分と塩分を補給して、湿度の高い日は無理をせず、こまめに日陰で休憩を挟むようにしなければなりません。
思い返せばこの日のお散歩ルートにはほとんど日陰がなく、気が付かないうちに水分不足で体力が失われたようです。
犬の熱中症を心配しているうちに自分が熱中症の一歩手前になってしまった。何とも情けない話ですが、せめてもの救いはピノくんはややバテていたように見えたものの大量の水分摂取をして元気だったことです。
梅雨明けが近づき、急激に気温が上がり湿度の高いこの季節は体調の急激な変化に要注意です。皆さまもお気をつけください。

PraewBlackWhile/iStock
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年7月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。







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