『ラヴ上等』「人に火をつけた」告白に批判殺到:MEGUMIさん「誹謗中傷やめて」でさらなる波紋

Netflixの恋愛リアリティー番組「ラヴ上等」シーズン2をめぐり、出演者の過去の告白が波紋を広げています。番組を企画・プロデュースする女優・タレントのMEGUMI氏(44)は13日、Instagramで出演者への誹謗中傷をやめるよう呼びかけましたが、SNSではむしろ制作側への批判が強まっています。

「人に火をつけたことがある」と告白

問題となったのは、シーズン途中から「かずくん」として参加したホストクラブ経営者・塩田一馬氏です。番組内で自身の過去について「人に火をつけたことがある」と発言したとして、SNSで映像が拡散されました。

なお、現時点で確認できるのはあくまで本人が番組内で語った内容であり、事件の詳細や刑事処分などについて公的資料で裏付けられているわけではありません。

Netflixはシーズン2について、過去に不良と呼ばれた男女が共同生活を送り、恋愛や友情を通して過去と向き合い、「生き直す」姿を描く作品として紹介しています。

しかし、「人に火をつけた」という告白は、単なる昔の武勇伝やヤンチャ話として扱える範囲を超えているとの反発が相次いでいます。

MEGUMI氏「傷つける言葉はやめて」

こうした中、MEGUMI氏は13日、「現在、出演してくれた皆さんに対して、誹謗中傷や心ないコメントを送っている方が多くいらっしゃる」と説明。「彼らは、過去も今もすべてをさらけ出し、覚悟を持ってこの番組に参加してくれました」とした上で、出演者を傷つけるような言葉をやめるよう訴えました。

MEGUMIさんインスタグラムより

もちろん、出演者個人に対する脅迫や差別、容姿への攻撃などは許されません。

しかし今回の声明には、「出演者への誹謗中傷」と「番組内容への批判」を混同しているのではないかとの反発も出ています。

元プロボクサーの細川バレンタイン氏はXで、番組側が自由に表現して社会の注目を集める一方、その表現を不快に感じた視聴者には優しく接することを求めるのか、と疑問を呈し、法務省が同番組とコラボしたことも含めて「舐めんなよ」と厳しく批判しました。

「シーズン1とは違う」という視聴者の声

SNSでは、シーズン1については「ヤンキーが恋愛で意外な一面を見せるところに愛嬌があった」と評価する一方、シーズン2については「ヤンキーを超えて反社的に見える」「過去の犯罪自慢大会のようで笑えない」といった声も上がっています。

今回問われているのは、出演者の過去だけではありません。

番組側は出演者のバックグラウンドを把握した上でキャスティングし、収録した映像の中から問題の発言を選び、編集して世界に配信しています。つまり、出演者が勝手にSNSへ投稿した発言とは違い、最終的に「見せる」と判断したのは制作側です。

「誹謗中傷」で済ませられない制作側の責任

過去に罪を犯した人物が更生し、社会復帰すること自体を否定すべきではありません。一度失敗した人間は一生メディアに出てはいけない、という議論も適切ではないでしょう。

しかし、更生を描くことと、刺激的な犯罪歴をエンターテインメントとして消費することは別問題です。

とりわけ「人に火をつけた」という告白を放送するのであれば、被害者への視点や、本人がその行為を現在どう受け止めているのかを含め、制作側には相応の慎重さが求められます。

出演者を守ることは必要です。しかし、視聴者から番組の倫理性を問われた際に「誹謗中傷はやめてください」とだけ答えても、その疑問への回答にはなりません。

今回の炎上で問われているのは、出演者だけではなく、「何を面白いコンテンツとして世に出すのか」というNetflixとMEGUMI氏を含む制作側の判断そのものではないでしょうか。

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