高級ホテルの「スメハラ」は単に私のわがままなのか?

内藤 忍

今回も福岡に出かけた際にザ・リッツ・カールトンに宿泊しました。「マリオットの奴隷」なので今回も10万円近い宿泊料はポイントで無料になりました。

豪華な内装、センスの良いインテリア、寝心地の良い大きなベッドと今回も最高の滞在になりました。2泊3日で満足できる滞在でしたが1つだけ気になったことがありました。

それは一階のロビーに入った瞬間に感じる濃厚で甘い香りです。ホテルが意図的に香りを付けているのです。

リッツ・カールトンのようなラグジュアリーホテルにおいてこのようにオリジナルの香りでブランディングするのは珍しくありません。非日常感を高める重要な要素として機能しているのは事実です。

ホテルによってはかすかな香りで心地よい場合もあります。しかし、この福岡のホテルの香りは私にはかなり強すぎて過剰に感じました。その甘いテイストが大げさに言えばスメハラではないかと思うくらいです。

もちろん香りの好みは個人差が大きいですが、真に上質な空間は香りが主張しすぎず全体のホテルのイメージと調和しています。今回はその調和のレベルを超えていると思いました。

敢えてこれだけ強い香りにしているのか、今回たまたまそのような状態になってしまっただけなのか。

理由はわかりませんが、どのような背景にせよロビーフロアを通るたびにその香りが気になって仕方ありません。

ラグジュアリーとは決して豪華な要素を足し算して作るものではなく引き算の美学によって作られるものだと思います。

一流のサービスを提供するホテルだからこそ最初のアプローチとなる香りの演出はより繊細にして欲しいと思うのは私だけでしょうか。

ホテルのスタッフに今回の感想を伝えるべきなのか。それとも個人的な好みをホテルにクレームのように知らせるのは非常識なのか。結局、何も言えないままにまた次回も利用することになりそうです。「マリオットの奴隷」ですから(笑)。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年8月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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