犬を飼うと長生きするというのは本当か?

内藤 忍

犬と一緒に暮らすと長生きすると聞くと本当にそうなのかと半信半疑だったのですが、科学的根拠や数値的なエビデンスもあるようです。

2019年にアメリカ心臓協会(AHA)の学会誌 Circulation に掲載された約380万人分のデータを分析した研究によると、犬を飼っている人は非飼育者と比較して全死亡リスクが24%低下するそうです。また心不全や脳卒中などの循環器系疾患での死亡リスクが31%低下。さらに一人暮らしの場合、心臓病発作後の死亡リスクが33%低下と顕著な違いが出ています。

犬を飼うようになると毎日散歩に出かける習慣ができます。すると、自然と足腰の筋肉が鍛えられ、心肺機能も維持しやすくなります。毎日のちょっとした運動の積み重ねが、健康的な体を保つための土台になり死亡リスクを低下させます。

また、愛犬と触れ合っていると脳内では幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されます。これによりストレスが和らぎ、心がスッと軽くなるのを感じられるはずです。

穏やかな気持ちで過ごす時間は自律神経を整え、心臓や血管への負担を減らすことにも繋がります。

さらに、犬を通じて近所の人たちや散歩仲間との会話が増える効果もあります。地域でのちょっとした挨拶や雑談は社会的な繋がりを生み、心に程よい刺激を与えてくれます。

犬のお世話をすることで生まれる責任感や生き甲斐も、毎日を生き生きと過ごすための大切な原動力になります。

確かに運動量が増えたり精神的なプラスの側面はありますが、一方で以前のブログに書いたような犬の抜け毛による呼吸器系の器官への悪影響や室内で犬を飼うことによる衛生面の問題は寿命を縮めるマイナス要因です。

確かに家に早く帰ることが増えて外で飲み歩く機会も減りましたし、早寝早起きで規則正しい健康的な生活パターンになったことは事実ですが、果たして寿命が延びるのかどうかは感覚的には五分五分ではないかと感じています。

とは言え、少しずつ大人になってきたので部屋のあちこちでトイレをすることも無くなり衛生面は改善されました。また夜も比較的大人しく寝ているようになり寝不足も解消されてきました。

時間と共に家族のような愛情も深くなってオキシトシンも増えていけばこれから時間が経てば経つほど体には良いことだらけになりそうです。

mediaphotos/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年9月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アバター画像
資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

コメント投稿をご希望の方は、投稿者登録フォームより登録ください。

コメント