ワイン会は「何を飲むか」よりも「誰と飲むか」

内藤 忍

ワイン会に参加する機会があります。毎回実感するのは、その満足度は「何を飲むか」以上に「誰と飲むか」で決まるということです。

大人数でのワイン会の魅力は普段は飲めないようなプレミアムなワインを少しずつ飲み比べできたり、お店を貸切にできたりすることです。

しかし、参加人数が増えれば増えるほど、その会の「質」を保つのは難しくなります。

人数が増えるにつれて、初対面の人同士の単なる名刺交換の場に終わってしまったり、趣味嗜好の合わない人やマナーをわきまえない人がいて満足できずに終わってしまう会も少なくありません。

私は有名なワインや高いワインばかりを有難がる人やワインの知識をひけらかすような人は苦手です。そんな人が1人でもいるとせっかくの美味しいワインとお料理が色褪せてしまいます。

だからそんなリスクのある大人数のワイン会よりも気心の知れた人たちと少人数でじっくり楽しむ方が好きです。

大人数のワイン会が成功するかどうかは、ひとえに主催する幹事さんにかかっています。

どの店を選ぶかも重要ですが、何より「どんな人たちを誘うのか」が会の雰囲気を決定します。

いくらカルトワインや高級ワインを持ち寄ったとしても、そこに集まる人々の嗜好や価値観がバラバラであれば、真の心地よさは生まれないのです。

ワインの知識や蘊蓄を競い合うのではなく、価値観や趣味のベクトルが近いメンバーとリラックスした時間を共有できることが何より重要です。

今週はいつも誘ってくれる方が主催するお寿司屋さんでのワイン会に参加しましたが、今回も本当に素敵なメンバーが集まりました。

ワイン好きではあっても妙な蘊蓄を傾ける人もおらず、メンバーの持参するユニークで見たことの無いようなワインを少しずつ味わうことができました。

幹事さんが人数調整から当日の告知までやってくれ、当日もお店でワインの抜栓やサーブまで順番を考えながらコーディネートしてくれます。幹事さんの気配りで参加者全員が気持ちよく食事とワインを楽しめたことで満足度が更に上がりありがたい限りです。

やっぱり、ワイン会は「何を飲むか」よりも「誰と飲むか」です。そしてそれを決めるのは幹事さんの手腕です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年9月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アバター画像
資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

コメント投稿をご希望の方は、投稿者登録フォームより登録ください。

コメント