愛知・名古屋アジア大会の男子サッカー決勝で、韓国代表が日本を1―0で破り、4大会連続となる金メダルを獲得した。ところが韓国国内では、優勝そのものより試合後の選手たちの発言が大きな騒動になっている。
韓国では、五輪で3位以上、アジア大会で1位となった選手などは「芸術・体育要員」となり、現役兵としての服務に代えて競技活動を続けられる。完全な意味での「兵役免除」ではないが、選手生命の短いプロスポーツ選手には極めて大きなメリットだ。今回の韓国代表でも23人中20人が対象になった。
問題は、その喜びを一部の選手があまりにも率直に表現してしまったことだった。
헐.. 이거 ai아니고 진짜임??😳
아시안게임 축구 금메달 딴 후
‘발목 지뢰’ 세레머니를 한 최우진 선수.금메달 따서 군대 안 가니까
발목 다칠 일 없다는 의미라는데…🤦♀️ https://t.co/lKkp4DbgvK— celeste 🇰🇷🇺🇸 (@eun12125722) October 4, 2026
うわっ.. これAIじゃなくて本物??😳
アジア競技大会サッカー金メダル取った後
「足首地雷」セレモニーしたチェ・ウジン選手。金メダル取ったから軍隊行かなくていいし
足首を怪我することもないよって意味らしい…🤦♀️
主将のイ・ギヒョク選手は優勝後に「軍隊に行かない」と笑顔を見せ、ヤン・ミンヒョク選手はメダルやトロフィーより「兵役免除という見返り」を考えて戦った趣旨の発言をした。別の選手は除隊者がかぶる帽子姿をSNSに投稿した。こうした言動に「国防の義務を軽視している」と批判が殺到した。
喜びすぎて制度そのものが危機に
騒動を受け、韓国国防部は芸術・体育要員を含む補充役制度について、段階的な縮小や廃止を国防改革の基本計画に反映する方針を表明した。
ただし、選手の失言だけで突然始まった議論ではない。韓国では少子化によって兵役に就く若者が急速に減っており、国防部は以前から補充役制度の縮小を検討していた。今回の騒動が、その議論を一気に表面化させた格好だ。
BTSは入隊、アジア大会なら免除
兵役特例には以前から公平性の問題がつきまとっている。
今回の大会で兵役特例の対象となった43人のうち、サッカーと野球だけで36人を占めた。一方、世界選手権で優勝しても対象にならない競技がある。韓国政府内でも、特定競技への恩恵集中や現在の基準の妥当性を見直すべきだとの議論が出ている。
さらに韓国社会では、世界的に成功したBTSのメンバーさえ入隊したことが、スポーツ選手への特例を考える際の比較対象にもなっている。国への貢献を何で測り、誰を例外にするのかという問題である。
兵役対象者が十分にいた時代なら、「国威発揚に貢献した選手への褒賞」という説明にも一定の説得力があった。しかし、少子化で一人一人の兵役負担が重くなるほど、例外を設けるにはより強い説明が必要になる。
韓国代表は日本を破り、念願の金メダルと兵役上の特例を手にした。ところが、その喜びをあまりにも露骨に語った結果、自分たちが受けた制度そのものの廃止論を加速させてしまった。なんとも皮肉な金メダルとなってしまった。







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