18日記者会見:蓮舫は「戸籍・離脱証明・旅券」の3点セット公開を

2017年07月17日 09:00

民進党公式YouTubeより(編集部)

民進党の蓮舫代表は18日の記者会見で“二重国籍でない”ことを証明する書類を出すそうだ。そもそも、戸籍謄本などの公開要求は、「アゴラ編集部」が昨年9月29日に出した蓮舫氏への公開質問状で要求したことに始まる。

この公開質問状の詳細や経緯については、『蓮舫「二重国籍」のデタラメ』(飛鳥新社)に事細かに書いているが、そこで、多くの書類の公開を求め、特に、以下の3点は必須であるとしてきた。

・10月7日にしたという国籍選択後の戸籍謄本

・9月23日に台湾の当局から受け取ったという国籍喪失証明書

・9月6日に台湾の代表処に提出したという台湾旅券などの書類

日本の国籍法は二重国籍を認めていない。蓮舫氏のように、父母の国籍が違う場合には、いったん合法的な二重国籍になることが可能だが、22歳までにどちらかを「国籍選択」し、日本国籍を選ぶ場合にはもうひとつの国籍から離脱する義務がある。

特に、国籍選択は非常に強い義務で、放置しておくと、日本国籍を剥奪される可能性もあり得る。自民党の小野田紀美参議院議員は、立候補を決めたときに国籍選択をした。

一方、国籍離脱は努力義務だ。ただし、「できれば」という趣旨でなく、国籍離脱をまったく認めてくれない国もあるし、兵役を済ますまではダメとか、費用や時間が著しくかかる場合もある。特に、むかしは海外旅行が高額でしたから、外国へ出向いてというのも気の毒なことだった。

いずれにせよ、理由は多様であるので、細かく規定せずに努めるように求めることに留めている。だが、台湾の場合にはそんな事情もないから、蓮舫氏が離脱をしてななかったのは、法律上の義務なのに馬鹿にした行いだ。

小野田議員は、蓮舫事件をきっかけに手続きをして、時間はかかりながらも、二重国籍は解消した。彼女も我々と同じ指摘しているが、蓮舫に戸籍謄本の公開を求めたのは、「国籍選択」をしたこととその日時を証明できるただひとつの書類だからだ

ただ、戸籍謄本を公開したとしても、台湾籍離脱したことの証明にはならない。国籍選択をしておけば、二重国籍のままでも、現在の法律では、国籍剥奪される可能性がなくなるというだけだ。しかし、蓮舫のような不届き者がいるわけだから、離脱をしないことを許すには細かく要件を決めるとか、許可制にすべきだ。

台湾旅券は、二つの旅券を使うことがテロ対策上も非常に困ったことで、どちらかの旅券は預かるというような措置もあって良いと思う。それはともかく、蓮舫氏が、二重国籍のままだということは知らなかったので、二重国籍だったとしても過失だと言っていることが問題だ。

タレント時代のインタビュー記事では、さんざん「在日の中国籍の者」などと吹聴していたのわけだから、知らなかったはずはないが、「その方がタレントとして受けると言われたので嘘を言ってた」という可能性はゼロではない。

しかし、知らなかったのを証明するのは無理だが、少なくとも台湾旅券は使ったことないのでしょうね、ということなのです。ただし、二重国籍者が台湾旅券以外で台湾に出入りすると向こうの法律には違反したことになる

いずれにせよ、この「戸籍・離脱証明・旅券」の3点セットのどれかが公開されなかったなら、その書類に都合が悪いことが書かれていることを自白したようなものだ。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学大学院教授

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