ご案内の通り、トランプ政権は8月7日で就任200日を迎えました。200日以上が過ぎたとはいえ、政権はなかなか落ち着きを見せません
政権内の高官に至っては、歴代稀に見る入れ替えが相次いだものです。そのめまぐるしさが分かる一枚こそ、こちら。
中枢部以外でも、数多くの方々が政権を去りました。
望むと望まずとに関わらず、政権から離れた人々にはある傾向が見てとれます。例えば国家安全保障会議(NSC)では諜報担当ディレクターのエズラ・コーエン・ワトニック氏や中東担当上級部長のデレク・ハーベイ氏などは、フリン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の子飼いだった方々でした。後任のマクマスター補佐官が着任してから、仕切り直しているためです。
その他、前週末に離任したバノン前首席戦略官と同じくブライトバート出身の元記者でNSC担当の次席補佐官だったテラ・ダール氏は、首席戦略官より1ヵ月も前に辞任していました。まるで、布石だったかのようですね。
マクマスター効果もさることながら、プリーバス前首席補佐官の更迭後に就任した軍部出身のケリー氏がどのようにホワイトハウスを立て直していくのか、興味は尽きません。ただ、いくら両氏もトランプ米大統領の放言は管理できなさそうですね。
(カバー写真:Nathan Borror/Flickr)
編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2017年8月25日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。