河野太郎さんの「二重国籍を認めるべきだ」という発言が注目を集めています。
これが話題になったきっかけは、昨年ノーベル賞を受賞した真鍋淑郎さんが日本国籍を捨てたことでした。アメリカは二重国籍を認めていますが、日本は認めていないので、米国籍を取得するには日本国籍を捨てないといけないからです。
国籍法で二重国籍を認めていれば、真鍋さんは「日本人として28人目のノーベル賞受賞者」でした。
河野太郎さんご指摘の大事な問題に関して私どもも取り上げています。
【日本国籍を失った米国人 真鍋淑郎氏がノーベル物理学賞受賞 国籍法を見直すべきか?】https://t.co/pX5kJW5RAR
投票結果は80%以上が、国籍法第十一条(国籍の喪失)を見直すべきというものでした。#二重国籍 #河野太郎 #国籍法— surfvote (@surfvote) January 15, 2022
これについては、河野さんがブログを更新しました。
ブログ更新:二重国籍 https://t.co/f02CSp2kgd
— 河野太郎 (@konotarogomame) January 15, 2022
それも読まないで「売国奴」とか「中国人スパイが入り込んでくる」と騒いでいる人がいます。
河野太郎氏が「人口減少の日本で日本国籍を持っている人がいるのに『二重国籍はダメです!』と言うのもおかしなこと。私は二重国籍をしっかり認めていく!」。さすが親子して売国奴が言いそうなこと。
— 加藤清隆(文化人放送局MC) (@jda1BekUDve1ccx) January 13, 2022
総理総裁の資格なし! 二重国籍を認めると主張する河野太郎氏の不見識。『文明の衝突』のハンチントンの鋭い分析。 イギリスMI5長官の恐るべき警告。中国人スパイの暗躍。この状況で外国人参政権に賛同できるはずがない。https://t.co/FimY9iiC5T
— 岩田温@YouTubeチャンネル開設しました! (@iwata910) January 15, 2022
一般人の二重国籍には実害がないので、入管は黙認しています。このため、日本にはすでに89万人の「二重国籍者」がいると法務省は推定しています。彼らをみんなスパイとみなして、日本から追放するんでしょうか。
国会議員や自衛官が二重国籍だと実害がありますが、採用の規定で二重国籍を禁じているのは外交官だけです。
むしろ国籍法を改正して二重国籍を認めるとともに「国会議員や自衛官は日本国籍のみをもつ者に限る」と明記したほうがいい。なんと自衛官には国籍条項がない。https://t.co/4Sa2Ffxp29
— 池田信夫 (@ikedanob) January 15, 2022
現実には日本のパスポートを更新するとき「外国籍をもっていない」と申告すればいいのですが、外国籍を捨てないと日本国籍を認めないという原則が、優秀な人材の獲得を阻害しています。
「2018年現在で世界の約75%の国々が、外国籍を取得しても元の国籍を失わない法制度を採用」
「韓国は2010年に容認に踏み切ったが、目的は人口減対策と優秀な外人確保」
(二重国籍と日本)国籍法改正で重国籍を認め、国会議員や自衛官など馴染まない人たちのみ認めない方が、合理的だと私も思います。 https://t.co/9NIm4tTeNY
— 鈴木敏仁 (@bingsuzuki) January 16, 2022
もし二重国籍が認められれば、私たち在外の科学者は、日本と世界の架け橋として研究とイノベーションを推進できる。 https://t.co/FZqxDCTuFN
— Prof. Keiko Torii (@KeikoUTorii) January 16, 2022
ただし二重国籍を認めるかどうか(国籍法)と、蓮舫さんのように「私は帰化した」と嘘をついて、二重国籍のまま参議院選挙に当選する国籍詐称(公選法違反)は別の問題です。
グローバル化時代に、日本以外の国籍を捨てないと永住できないという法律は時代錯誤ですが、二重国籍のまま首相になれるのは危険です。国籍法で二重国籍を認める一方、国会議員や閣僚や自衛官については二重国籍を禁止してはどうでしょうか。