北九州市のマクドナルドで中学生2名が男に刺されるという痛ましい事件が起きてしまいました。
私はこの事件を聞いてとうとう日本でもマクドナルドなどのファーストフード店で暴力的な事件が起きるようになってしまったのかなと感じました。
もちろんこれは突発的な事件なのかもしれませんが、景気の悪さとこういった事件には相関性があります。
2024年12月10日発売の『世界のニュースを日本人は何も知らない6』でも、解説していますが、欧州でも経済的に豊かでない地域ではこういった事件が起きるのが一般的です。
イギリスでもマクドナルドやKFCは暴力的な事件が頻繁に起きるところで、ナイフやナタによる殺害や傷害事件の他に殴り合いが起きたりします。
実は私も子供が行きたがるので時々マクドナルドに行くのですが、列に並んでいる時に前にいた東欧系の巨体の女性がインド系の女性が横入りしたことに激怒していきなりグーでパンチを食らわし、つかみ合いの大喧嘩になってしまうという場面に遭遇したことがあります。
また別の機会には麻薬中毒の人が店舗に入ってきて店員に対して大騒ぎしていたというところにも遭遇しました。
うちの息子はこういう場面に慣れっこになっていて「あの人はアッパー系のドラッグをやってるね」と涼しい顔でいってハッピーミールを受け取ります。小学校低学年でリアルな麻薬中毒者を身近に見ながら育つのです。
ネットでも様々な動画が上がっていますがマクドナルドやKFCといった店舗は強盗のターゲットになるのも当たり前です。
不特定多数が立ち入れて人気がない場所にある店舗もあるからです。
欧州や北米でキャッシュレスの支払いが一般的になっているのはこのように店舗が犯罪者のターゲットになるからです。現金を一切受け取らない店というのも珍しくありません。
なんとイギリスの場合は屋台でさえも現金を取り扱いません。
こんな事件が頻繁に起きるので値段が安いファーストフードではなるべくモバイルオーダーにし、店舗にいる時間をとにかく短くして早く立ち去っています。
危ない場所には物理的に近寄らないというのが身を守るテクニックの最も重要なことです。
最近ではファーストフード店の多くがモバイルオーダーに対応しており配達もしてくれるので店舗に行くことを避けているほどです。
値段と治安には相関性があり手頃な飲食店では犯罪が起きるのが当たり前という感覚が日本でも当たり前になっていくのかもしれません。
しかしこれだけ物価が上がり、その一方で税金や社会保障費は給料に比べてかなり高く格差もどんどん広がっているということを考えると、無敵の人が増えていく日本ではもはや昔のように値段が安い店舗で気軽に食事をすることができなくなっていくでしょう。
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