魅惑のお菓子に溢れているパリ。スイーツの食べ歩きを目的にこの街を訪れる人も多いだろう。老舗から新店まで、おいしいお菓子に出会える場所にことかかないパリだが、昨年末、また新たに大注目のパティスリーが誕生した。「ラ・ディヴィヌ」だ。
「ラ・ディヴィヌ」はフランス語で、« La Divine »。 ”神聖な女性、崇高な女性”などを意味する。店名の通りイメージは、グレタ・ガルボやマリア・カラスら、20世紀前半の銀幕や舞台で崇高な演技や歌声を披露して観客を魅了した、女性たちへのオマージュ。そこに、同時代に一世を風靡したアール・デコのシックな雰囲気を組み込んでいる。

パリ生まれの新たなお菓子、ラ・ディヴィヌ
フランスの伝統的なお菓子の魅力を、エレガントに優雅にそして崇高に表現した「ラ・ディヴィヌ」。土台は、サクサクホロホロのサブレ生地。焼き上げた生地の中に、上質なアーモンドクリームとカスタードクリームを混ぜ合わせたものをフィリングして再びオーブンへ。カスタードは種類によって風味を加えている。最後に、表面を繊細で口溶けのよいグラサージュ(アイシング)で覆って完成。

グラサージュの淡い色がチャーミング
タルト生地、アーモンドクリーム、カスタードクリーム、グラサージュ。いずれの要素も、フランスのパティスリーの基本であり伝統だ。それらをシンプルかつ繊細に組み合わせて、香り、味、食感の全てにおいて、文字通り”崇高な”お菓子に仕立てた。
風味は6種類。”レバノンローズ”は、最上のローズウォーターを忍ばせて華やかかつ繊細な風味。”レモンベルガモット”は、レモン、ベルガモット、ライム、ユズの爽やかな香りがクリームの甘さを引き立てる。”ラム”は、熟成ラムの甘くふくよかな香りが絶妙だ。”ブロンテの緑ピスタチオ”は、シチリア島はブロンテで育つ希少で貴重なピスタチオの味が炸裂。”アラビカカフェ”は、豊かで深いコーヒーの香りが広がる。”ピュアオリジン・ショコラ”は、ガーナ産のグランクリュショコラのコクのある味がクリームやグラサージュの柔らかな甘味と共鳴。この6種に加え、ショコラ&アマレーナ、キャラメルなど季節限定風味も登場する。

紅茶やコーヒーはもちろん、シャンパーニュとの相性もいい
見た目も味も極上でその名にふさわしい、これまでになかったタイプのパティスリー。その仕掛け人は、サフィア・トマス。その名を聞いて、スイーツ好きなら、「ああ、なるほど納得!」と思う方も多いのでは? 彼女は、フランスのパティスリー名門「ラデュレ」のブレーンとして長年活躍し、商品開発やパッケージ、イメージ戦略などに携わっていた人物だ。
パリジェンヌのお手本的な抜群のセンスと味覚を持つサフィア・トマスがプロデュースした今までにないお菓子の世界観を楽しめる「ラ・ディヴィヌ」。スイーツ目的のパリ訪問なら、ぜひ押さえておきたい新スポット。優美でエレガントな、”崇高なお菓子”の魅力を感じてほしい。

パリ中心地マレ地区にあるブティック
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