元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が14日、自身のXを更新し、SNS上で広がった「息子3人が全員ニート」との情報について釈明しました。作家の乙武洋匡氏が橋下氏の次男について「日々、一生懸命働いています」と反論したことに対し、橋下氏は「フォロー、ありがとうございます」と感謝しました。
乙武氏「ニートなどというのは真っ赤な嘘」
発端となったのは、橋下氏がテレビ番組で3人の息子について語ったことでした。その発言をもとにSNS上では、「橋下徹氏の息子3人が全員ニート」といった趣旨の情報が広がりました。

これに乙武氏が反応しました。橋下氏の次男と親しくしているとして、「彼は日々、一生懸命働いています。Instagramのストーリーにも、毎日頑張っている様子が流れてきます」と説明。「ニートなどというのは真っ赤な嘘。こうしてデマが拡散されていくのだなと憤りを感じています」と苦言を呈しました。
橋下氏「息子3人をひっくるめて発言」
橋下氏も、誤解が生じた原因の一端は自分にあることを認めています。
乙武氏の投稿を受け、「これは番組での僕の発言のせいですね」と説明しました。そのうえで、「特定されないように息子3人をひっくるめて発言しましたから。あと番組用に少し大袈裟に表現しましたから」と背景を明かしました。
さらに、「こういうのを子供たちは嫌がるんでしょうね」と振り返っています。
「デマ拡散」だけでは片付けられない問題
今回の騒動は、SNS上で断片的な情報から人物像が作られてしまう危うさを改めて示しました。一方で、単純に「ネット上のデマ」で終わらせることも難しそうです。
橋下氏自身が認めているように、テレビでは家族が特定されないよう複数のエピソードをまとめ、さらに番組向けに少し大袈裟に語っていました。その発言の一部分だけが切り取られ、「3人ともニート」という分かりやすいストーリーに変換されてしまった格好です。
もちろん、本人の発言以上のことを事実のように断定して拡散する側にも問題があります。ただ、著名人が家族をテレビの話題として取り上げれば、その家族自身も世間の評価にさらされる可能性があります。
橋下氏の「こういうのを子供たちは嫌がるんでしょうね」という言葉は、今回の騒動の本質を示しているのかもしれません。テレビでの少し大袈裟な父親の子育て談義が、SNSでは子供本人についての「事実」に変わってしまいます。切り抜きが当たり前になった時代には、話す側にもこれまで以上の慎重さが求められそうです。









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