【自称・人間魚雷「回天」搭乗員】偽の証言で視聴者に刷り込もうとする愚

茶請け

まずは嘘つき毎日新聞グループのTBSから。

【終戦81年】 「恐ろしいと思わなかったね。むしろ名誉なぐらい」 若者たちが兵器になっていった夏 "海の特攻"人間魚雷「回天」 元搭乗員の証言 | TBS NEWS DIG
あさってで終戦から81年となります。今週は戦争を体験した人の証言や想いを未来に繋ぐ特集をシリーズでお伝えしています。今回は"海の特攻"人間魚雷「回天」の元搭乗員の証言です。出撃することは死を意味し、鉄…

【【終戦81年】 「恐ろしいと思わなかったね。むしろ名誉なぐらい」 若者たちが兵器になっていった夏 "海の特攻"人間魚雷「回天」 元搭乗員の証言】
(2026/8/13 TBS)

系列のテレビ山梨の制作のようです。

この特集で出てくる自称回天元搭乗員ですが、結論から言えばほぼ確実に偽物です。

というのは回天は搭乗した人達の名簿があり、

回天搭乗員名簿

そこにこの番組に出演した自称元回天搭乗員の名前はありません。

この事実がSNSで拡散されたことで、テレビ山梨報道部はこういうポストを余儀なくされました。

UTYテレビ山梨報道部@utynews
【当社の報道内容に関するご指摘について】

現在、当社の戦争特集の取材内容につきまして、多くの方から疑問やご懸念の声をいただいております。 日頃から応援してくださっている皆様、関係者の皆様にご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。

ご指摘いただいている内容につきましては当社としても重く受け止めており、現在、事実関係を確認しております。

本件は、命をかけて戦われた方の証言に関わる非常に重要な事項であると認識しております。そのため、一つひとつの事実に対して慎重を期して調査を進めてまいります。

調査結果につきましては、事実が確認でき次第、改めましてご報告いたします。 恐れ入りますが、確認までお待ちいただけますようお願い申し上げます。

UTYテレビ山梨報道部

典型的な言い逃れ報道のパターンですね。

どの件が問題視されているかあえて書かない事で、いつでも誤魔化せるようにしてあります。

その上で「事実関係を確認しております」ってあまりに酷い誤魔化しですね。

それじゃ回天元搭乗員だって断言して放送してたのはなぜ?

何を根拠に元回天搭乗員で命をかけて戦った方の証言だと断言して番組垂れ流してたの?

そういう話にしかなりません。

と、その前にあらためて回天について簡単に書いておきますと、神風特別攻撃隊が有名ですが、
日本軍は海での特攻も作り出しました。それが大型魚雷を人が搭乗、操縦できるようにした特攻兵器である回天です。

今回は実際の防衛省の保有する資料の原本なども調査し、回天について研究されてきた方がXアカウントで直接、このテレビ山梨による捏造番組の問題を指摘しています。

  • 志村義仁はそもそも公式名簿に存在していない
  • 志村義仁は通信隊からと言っているが回天搭乗員の選抜条件には存在しない
  • 1945年7月14日の駆逐艦橘の撃沈から終戦までの間に回天への転属となったと言っているが、
    転属、訓練、出撃準備の期間を考えて不可能
  • 「終戦直後に仲間が3~4人回天で自爆した」など言っているが、実際には2名しかいない。
    その2名ですら回天への着任については昭和19年10月および11月発令。
    (そもそも回天の生産が全く追いついていなかったので)
  • 志村氏は「もうほんとに出撃する寸前だったもの」と語っているが、
    現場は訓練用の回天も足りておらず、搭乗員が余りすぎて整備科など他へ転出する状態になっていた。
    この昭和20年の状況を考えれば、志村氏を7月に慌てて訓練等々を終わらせてたった1ヶ月で出撃させる事は不可能

と、もうほんとウソだらけだということがわかります。

回天一型は自動操縦なんて当然ありません。方位の計算、定深装置の調整、バルブの開閉、潜望鏡による位置確認など、すべて操縦種1人で行う必要があったわけで、しっかりとした訓練を行う必要がありました。

当時の最年少クラス(14~15歳)で後方での通信、伝令などに回されていた人が、たった1ヶ月でろくな訓練もなしに回天の搭乗員になる事は不可能でしょう。

この自称回天の元搭乗員で生き残りという志村義仁という人物

戦い争うということ 80年 県内体験者の記憶〈1〉名誉の死 ありえない | さんにちEye 山梨日日新聞デジタル
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昨年の8月13日の山梨日日新聞の記事が確認できます。

昨年あたりからこの元回天搭乗員を自称していたようです。

どうも志村義仁という方は、「私と帝国海軍」なんてコピー本も出されていたようです。

地元の人達にあの戦争の体験者としていろいろ語っている中で、承認欲求から話を誇張していたものの、「まあ、お年寄りの言うことだから」と角を立てずに聞き流し、適度におだてておく対応をされていたのかもしれません。

そうした中でついに自作の冊子という形にエスカレート。

承認欲求を満たし続けたくて話を盛っているうちに、自分の頭の中の記憶も架空の話で上書きすることが繰り返され、ついにはオールドメディアデビュー。

一方でオールドメディアの方は都合の良い内容なので、全くチェックもせず事実かのように報道。

さらにテレビ山梨は自分達の欲しいストーリーを語ってくれる語り部として、どうせデタラメだったところで最悪この人物の責任になるし、古い話で嘘だと突っ込む人なんていないだろうと甘く構えて番組を作ったのかもしれません。

最悪でも

「私たちは当事者の証言をそのまま忠実に伝えただけだ」
「自分達も取材対象者に騙された被害者である」

これでいくらでも責任逃れできますからね。

自分達の目的に沿ったストーリーを語ってくれるからと、全く裏取りもせず、もしくは裏取りしなくてもバレないだろうと高をくくって、81年前の話として特集番組として流したのでしょう。

今の時代はネットに情報が残りますし、SNSにはそれぞれのジャンルの専門家が居たりします。そういう人の目に留まった瞬間にあっという間に嘘はバレるものです。

オールドメディアの劣化が本当に誰の目にも見える形になってきたと思います。(元々劣化していたのがネットの存在で露顕しただけかもしれませんが)


編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2026年8月17日のエントリーより転載させていただきました。

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