経済で負けてサッカーで勝つ

アゴラ編集部

寝不足気味の人も多いと思われるユーロサッカー期間中なんだが、ドイツがイタリアに敗れる波乱がありました。ドイツがどうのこうのというより、イタリアが素晴らしいサッカーをした、ということ。この「ガジェット通信」では、ドイツ戦で2得点したバロテッリ選手を紹介。途中交代して結果を見守る真剣な表情と勝利したあとの淡々とした態度が印象的でした。こっちの「Number Web」もバロテッリ選手を評価。イタリアは、従来のカテナチオと呼ばれる守り重視だけでない、攻守に鋭いキラメキを感じさせるチームになった、ということです。
スペインの決勝進出は予想通りですが、あれはポルトガルがかわいそう過ぎる。PKじゃなく引き分け再試合にできないんでしょうか。


ところで、この「納得のスタイル」でも書かれているんだが、しかし国内経済や財政の危機が取り沙汰されるスペインとイタリアが決勝に進んだ、というのは、何やら象徴的です。ユーロ経済圏では超優等生のドイツが負け、劣等生が勝った。イタリアとの準決勝にメルケル首相は来てなかったようですが、負け試合を見せつけられなくて良かったんじゃないかと思います。
表題ブログでは、スポーツ大会の経済効果について考えている。蕩尽と勤勉倹約、というのは車の両輪のようなもので、どっちだけというのは難しい。ただ、今の風潮は消費やムダ使いばかりもてはやされている、と考えれば、その現状に合致した決勝進出の両国、というわけです。
ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」
ユーロ2012、あるいはオリンピック、ワールドカップに思ふ

一種のサンドイッチマン(というのも古いが。お笑いコンビじゃありません)みたいなサービスです。こういうのは昔からある。一日一万円、というのが安いのか高いのか、よくわかりません。その人が引きこもりだと高いでしょうし、一日中アチコチ出歩きまわりいろんな人に会うなら場所や相手によって安いかもしれない。服装とセットだともっと目立つんだろうが、それだと本当にサンドイッチマンになってしまいます。
IEIRINET
顔面広告.COM をリリースしました

これだけ報道やメディアで持ち上げられ、話題にされていても、ようやくmixiと同じくらいになった、という調査結果を紹介しています。むしろ、飽和状態で長期低落傾向にあるmixiと実際の利用者がどんどん増えているFacebookの比較グラフのほうが興味深い。ただし「利用していないし、今後も利用したくない」人たちはFacebookでは減っていないのが気になります。
in the loop
Facebookの国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大。【マクロミル調査】

環境に応じて形を考えていったら、既存のよくあるものと似てしまった、という話です。こういうのを「収斂進化」というんだが、まったく無関係な生物でも姿形や形態の一部が似ていたりします。昆虫のオケラとほ乳類のモグラの手がよく似ているようなもんだ。ガンダムは宇宙空間で戦うからこそ、ヒト型モビルスーツが便利なんじゃないかと思います。
@fromdusktildawnの雑記帳
安全保障のために本気でガンダム開発すると出来上がる兵器

新橋にある定食屋というか喫茶店というか、そこの名物料理を紹介しています。この店があるビル自体が「昭和テイスト」でナポリタンという食べ物もどこか懐かしい。ここじゃないんだが、都内には「スパゲッティのパンチョ」というチェーン店があり、アゴラが位置する神田の商店街にもあります。メニューはナポリタンとミートソースだけ、という潔さ。量が半端なく「飽きたらかけるスパイスソース」が常備されている、というホスピタリティが笑えます。で、このブログでも書いてるんだが、ステンレスの皿、というのは確かに賛否両論ある。あれは底が凸っていると、クルクル回転して食べにくいです。
Enosays in idleness
ポンヌフ~ナポリタンは和食です

もうソニーという企業は、ワクワクドキドキする製品を開発するのは無理なんでしょうか。これにしても別段、なんのこともないwebカメラです。ウェエアラブル、というほど小さくもないわけで、大げさに予告するほどのものでもありません。
Engadget 日本版
ソニー、ヘルメットに装着できるアクションカメラを予告

確かに混乱気味の制度改変です。横並びでやる必要もないんだが、飛び入学制度を導入している大学はまだ全国で6つしかないらしい。いくら優秀で早く入学卒業しても、日本の社会の場合、大学を出てから数年たつと普通の人になって埋没してしまう恐れがありそうです。このブログでは、初等教育とのバランスが重要、と書いている。拙速に導入せず、バランスをとりつつ、あくまで特例として扱うべき、というわけです。
Clear Consideration(大学職員の教育分析)
飛び入学と高校早期卒業制度の創設に向けた関係を整理する

ほぉ、という記事です。どこに税金を納めてるのかわからないんだが、海外からの電子書籍デジタル配信には消費税がかからないらしい。国内のデジタル情報をいったん海外から配信するのはどうなるんだ、と気になります。
ライフハッカー
電子書籍は消費税がかからない? 増税時代は「電子化」で節税

都市ガスは重要なエネルギーインフラなんだが、電力会社が巨大で強過ぎるため、あまり目立たない存在です。ただ、東電がアレなんで、関東圏で東京ガス(東京瓦斯)の元気がいい。筆者は以前、荒川区にある同社研究所で使い捨てカイロの原理を応用したケミカルループ燃焼の技術を取材したことがあるんだが、基礎研究から応用までいろんなことをやってます。で、そんな東京ガスってどんな企業なのか、中の人たちがこの記事で語っています。
Bizトピックス︱キャリコネ
東京ガス 新LNG基地の用地取得 東電の失墜で営業展開が有利に

そういえば彼女の名前、最近は耳にしなくなってました。『All Aroud The World』の一発屋というわけでもないんだろうが、ちょっとエキセントリックでジャズやコンテンポラリー、ワールドミュージックっぽくてとっつきにくい感じがします。ここが公式サイトです。更新がかなり前に止まってるのが気になるが、本格復帰なら期待したいアーティストではあります。
bmr.jp
リサ・スタンスフィールド、8年ぶり復帰作を制作中

梅雨時は油断していると、あっと言う間にカビたりモノが腐ったりします。湿気があるとダニなんかが増えたりもする。蒸し暑い季節は除湿するだけで涼しくなるわけで、冷房より電気をくわない。これも一つの省エネの考え方になっているわけです。しかしいつも疑問なのは、安い除湿剤なんかも水が大量にたまって達成感があるんだが、本当に効果があるのか。湿気ってのはあちこちから忍び込んでくるんだから、イタチごっこにならないんでしょうか。
Lifehacking.jp
面白いほどに湿気がとれるハイブリッド式除湿乾燥機の威力


アゴラ編集部:石田 雅彦