世界を盛り上げるバレンタインデー

アゴラ編集部

今日はバレンタインデーです。男子の多くは幼少のころよりこの日を戦々恐々の思いで迎えてきました。筆者もそう。ああ今年ももらえなかった、と肩を落として校門を出る男子も多い。贈るほうもドキドキの思い出があるはずです。さて今日はどんな一日になるんでしょう。「Pouch」では、バレンタインデーを素敵に過ごすための方法を、アプリやサイトなどを紹介しつつ順序立てて指南してくれています。これはなかなか優れもの。今日には間に合わなくても来年以降も使えそうです。


チョコレートには、いろんな成分が含まれていて食べると頭が良くなる、なんて言う人もいます。ちょっと前にノーベル賞受賞者数とチョコレート消費量に正の相関関係がある、なんてニュースもありました。ちなみに世界で最も多く消費してるのがルーマニア、二位がドイツ、三位が英国、だそうです。これに果たして相関関係があるのか……。チョコレートと言えば、やはり「ゴディバ」です。この「VOGUE」では、バレンタインデー仕様のゴディバチョコレートを紹介。テーマは「PERSONAGE of LOVE」だそうです。ゴディバと言えば個人的には田代まさしを思い出す。なぜか、と言えばゴディバのマークにヒントがあります。

Twitterや掲示板などで日本の風俗習慣に対する海外からの反応を紹介する「パンドラの憂鬱」というブログでは、日本式バレンタインデーについて各国からの意見を紹介。キリスト教的な行事なのに、どうして日本人が? という声が意外に多いです。もちろん、欧米でもバレンタインデーは「恋愛」のイベント。この「シネマトゥデイ」は、バレンタインデーシーズンに米国で公開されたラブコメディ映画のランキングを紹介しています。2005年2月公開(日本では6月公開)の映画『最後の恋のはじめ方(Hitch)』が一位だそうですが、原題はウィル・スミス演じる主人公の名前、という愛想のない映画。二位のほうがおもしろそう。そのまんま『バレンタインデー』というタイトル(放題も)。ジェシカ・アルバ、アン・ハサウェイ、さらに伝記映画でスティーブ・ジョブズを演じたアシュトン・カッチャーという豪華キャストが魅力です。バレンタインデーの夜にこんなレンタルビデオ、なんてのもいいかもしれません。

こっちは義理チョコさえもらえない人への「アンチ・バレンタイン特集」というテーマの「Qetic」。ムードぶち壊しの曲をかけ、ホラー映画を観ながらボッチで過ごそう、ということらしい。表題のブログでは、中国のバレンタインデーを紹介しています。ハニートラップで党幹部のスキャンダルが出たという背景があるのか、タイトル通りの人民網の記事が興味深い。女子の間には「チョコ疲れ」という症候群もあるようなんだが、それにしてもバレンタインデーというイベントが内容は違えどこれほど世界的に広まるとは驚きます。殺伐としたニュースばかりの中、チョコレート会社の陰謀などと斜に構えず、北朝鮮にも教えてあげたらいいと思いますね。
KINBRICKS NOW
バレンタインデーは腐敗・堕落の温床ではない=人民網のすごいコラムをご紹介


アル・ゴア曰く、インターネットの普及は汚職を減らす。しかし広告はどうなるのか?
Tech Crunch 日本版
アル・ゴア氏が言うんだから間違いない、というわけでもないんでしょうが、ここで言う「汚職」ってのは政治家の汚職だけ限定のようです。日本でもネット選挙が解禁になりそうな感じですが、ゴア氏は選挙資金が減って政治家が助かる結果、汚職が少なくなる、というわけ。後半部分は興味深い内容。既存のマスメディアの分、広告がそのままインターネットへ流入すると思ったら大間違いらしい。この記事の最後にも書いてますが、マジ何か新しいアイディアを考えなきゃいけません。

日中衝突は第一次大戦前夜・・・ではない!
地政学を英国で学んだ
第一次世界大戦が「偶発的に起きた」という考えが間違ってる、というところから中国の「脅威」について書いている記事を紹介しているブログです。ここでは、制海権、制空権だけの争いなら本土での戦闘が起きにくく、それが簡単に戦端が開かれる要因になるのでは、と危惧している。歴史に学ぶのがいかに大事か、よくわかります。

綜合警備 BCP事業に参入 「社風は社会主義国家のよう」と社員
Bizトピックス キャリコネ
学生の頃に警備員のバイト、といっても道路工事の交通整理なんだが、やったことがあります。最初にちょっとした研修がありました。確かにアレは社会主義国家のよう、だったかもしれません。警備会社もあの手この手でビジネスモデルを考えてきます。これは事業継続計画(BCP)というサービスについて紹介している記事。「天災・事故発生時でも事業を継続できるように、業務復旧の目標時間や手順を事前に策定しておく取り組み」だそう。関東大震災が取りざたされる昨今、企業活動をどう続けるのか、経営者は考えておかねばならない、というわけです。

ビル・ゲイツだけどなにか質問ある? -米掲示板に登場
ガジェット速報
米国のコミュニティサイトに日本の2ちゃんねるみたいな「Reddit」ってのがあります。そこにゲイツ氏が登場し、マイクロソフト製品の素晴らしさとか、アップル製品やスティーブ・ジョブズ氏との交友関係などについて語ったらしい。いろいろ言われてきた二人なんだが、同じ時代にPCの世界を走り抜けたわけで、良きライバル、といった感じなんでしょうか。一方はもうこの世にいないわけで、長く生きたもの勝ち、という側面はありそうです。

How the Nazis Tried to Bomb New York
io9
第二次世界大戦で、ドイツが英国本土をV1やV2といったロケット兵器で攻撃したことはよく知られています。グライダーに毛のはえたようなV1は途中で戦闘機にかなり撃墜されたようなんだが、本格的なミサイルV2のほうはけっこう威力を発揮したらしい。この記事では、有人の長距離型V1のようなドイツ軍の兵器を紹介。1928年にこれを考えついたのがオーストリアの学生、というところがおもしろい。ヒトラーもオーストリア人でした。この記事によると、彼と妻は戦後にソ連へ連行されたそうですが、その発想はのちにスペースシャトルなどへ引き継がれた、と書いています。

50年後の快挙☆スカイフォールがBAFTA最優秀英国映画賞を受賞
MY BIG APPLE
史上最多の5部門でアカデミー賞にノミネートされて話題の映画『007 スカイフォール』。露払いというべきか、英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)で最優秀賞をとったようです。このブログでは「スカイフォール」の意味を考察。これがなかなか考えさせられる。確かに全編を通して飽きさせない作品になってましたが、この古典的アクション映画が今更アカデミー賞、というのも少し違和感をおぼえます。

元米下院議長「暴力とゲームは関係ない、日本がそれを証明している」
DS PSP初心者用講座
いったい何が関係しているのか、それがわかれば苦労はしません。秋葉原事件にしてもグアム島の無差別刺殺事件にしても、犯人の衝動が理解できない。こうした犯行をおかす人間というのは、脳の中が一種の錯綜トランス状態に陥ってるわけで、ゲームがまったく関係ない、というのも乱暴です。がんと放射能の関係と同じで、様々な要因が少しずつ影響をおよぼしているのかもしれません。銃規制うんぬんについても人を殺すのはナイフでも可能だという例は枚挙にイトマがない。どちらにせよ、牽強付会、という感じです。

シマンテック、日本の銀行のみを標的にするZeusに注意喚起
Computerworld
これは要注意です。最近、よく銀行から注意喚起の案内がきますが、これはまた新たな手口のようです。オンラインバンクを使ってる人は読んでください。世界的マルウェアの恐怖、いよいよ日本の「無知な羊たち」が標的になってきたようです。何事も疑ってかからねばならない世の中になってしまいました。

昔話のオチってたまに意味不明なのあるよね。「鶴になって飛んでいきました」とか
ガハろぐNEWSヽ(・ω・)/ズコー
ナショナルジオグラフィックの「昔話は遺伝子よりも伝わりにくい」という記事についてネット上の声を紹介しているブログです。どうして子供向けの話には「勧善懲悪」っぽいものが多いのか疑問なんだが、放っておくと悪さをする、というのが人間ということでしょうか。性悪説にたって幼児教育で怖がらせよう、という社会の魂胆なんでしょうか。ネット上の人たちも、こういう話題が大好きなようです。


アゴラ編集部:石田 雅彦