「お笑い」のまま終わる北朝鮮

アゴラ編集部

北朝鮮の挑発と居丈高で好戦的な言動が止まりません。金正恩第一書記の求心力はどうか、背後にいる中国との関係はどうか、朝鮮半島はどうなるか、いろんな情報が飛び交い、米国も空母をアジアへ回したそうです。風雲急を告げてきたような気もしますが、硬軟使い分けてきたアノ北朝鮮のこと、今後は懐柔策へ出てくるかもしれません。


この「極東ブログ」では、公にされた金正恩第一書記と軍幹部と会議室の背後に、単に直線で米国へ矢印を描いた地図をブラ下げた「最大級の軍事機密」について書いています。在日米軍基地も目標にした、と発表した北朝鮮なんだが、この矢印、さらに日本へも伸びてるんでしょうか。しかしこの地図、ブログでも揶揄してるようにメルカトルです。なんでも首領さまを中心に動く北朝鮮は、いまだに天動説を信じてるのかもしれません。

しかし北朝鮮は今後どうなるんでしょうか。それについて「Market Hack」が興味深い記事を載せています。シンガポール在住の有名な米国の投資家、ジム・ロジャーズ氏が北朝鮮の滅亡を見越し、将来、値上がりしそうな北朝鮮の金貨を買い占めた、というもの。もともと中国シンパである同氏の見立、どうでしょうか。表題ブログでは、ザルのような中朝国境地帯について批判しています。中国は中央政府の権限が、どうも地方の省へ届いていないらしい。こんなダブルスタンダードでは、国際的な経済制裁など無意味でしょう。
北の国から猫と二人で想う事
国連制裁決議も無視の中国に日本は怒らないのか?


エイプリルフールでも許されない嘘 「プロポーズ後に嘘」「妊娠報告後に嘘」
ゴールドラッシュ
今日は4月1日です。ネット上にもあちこちに「ウソまとめサイト」が出現中。アゴラでも岩瀬大輔氏のコラムが上がっています。これはなかなか秀逸な内容で笑わせていただきました。どうして今日だけウソをついていいのか諸説ありますが、西洋の暦法が4月1日から新年としていたものが、1月1日に変わったことからきている、というのが説得力ある説明らしい。4月1日がウソの新年だからバカ騒ぎしてウソをついたりした、というわけ。しかしいくら4月バカと言っても、ついていいウソと悪いウソがあるのはみなさん、ご承知のことと思います。この記事では、人を傷つけるウソは止めとけ、と書いています。あと、ウソついていいのは午前中だけですよ。四月一日(わたぬき)さんも気をつけましょう。

Facebookスマホついに来る!? Android関連イベントを4日開催へ
ギズモード・ジャパン
これ、あちこちで話題になってます。しかし、SNSも下火の今さらFacebook使いに特化したスマホが出て、いったい誰得? とつぶやく人も多いんじゃないでしょうか。AndroidはともかくiOSの上に乗っかったって今のアプリとどこがどう違うものになるのか、見せて欲しいもんです。すでに我々はFacebookにそれほど依存してもいないわけで、こうした新企画で飽きっぽいユーザーをつなぎ止めることができるのかどうか、少しだけ興味はあります。

「本田の穴」を心配する前に、本人の心の穴が心配になった「プロフェッショナル仕事の流儀」本田特集の巻。
スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム
こないだ惜しくもW杯出場決定を逃したサッカー男子日本代表なんだが、本田圭佑選手の欠場も決定力のなさにつながった、という論評も少なくありません。本田選手は現在、左足首の古傷の治療で帰国中です。6月のオーストラリア戦には復帰できそう、とのことでちょっと安心。このブログでは、本田選手は必ずしも「ポジティブ」じゃない、と本人の発言から書いています。あまり自分を責めないでほしいですね。

コミック誌の年間販売部数、ついに5億部を割り込む。出版月報「コミック市場2012」のデータが衝撃的すぎる。
情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明
この記事を読むと、コミック単行本やコミック誌は1990年代半ばが最盛期だったようです。新刊の点数だけが右肩上がりでドンドン上昇しています。市場規模は前年比3.5%減で、単行本の売り上げは1990年頃と同じ水準まで落ち込み、ということなんだが、1990年代半ばを頂点にしてバブル期のころへ戻った、という感じ。確かに、電車の網棚(これも死語だな)に放置された漫画誌が最近は少なくなってます。

いまマニュアル車に乗る硬派男はモテる!
clicccar
オートマ限定免許が導入されたのが1991年だそうです。オートマ限定取得者は、2011年にはすでに半数を上回ってるらしい。すでに20年以上がたってるわけで、販売自動車のほうも95%以上がオートマ、という時代。ただたとえば、就職する際にはマニュアル免許が必要、という航空会社のような企業もあります。これは空港内の車両にマニュアルが多い、という理由があるそう。この記事では、オートマ限定などなかったころに免許取得したオッサン層に有利なことが書いています。ホンマかいな。

アブラハムグループは、いつかはゆかすのか
よそ行きの妄想
これ、某有名ブロガー氏が再度、公開質問状を出して燃料を投下しようとしてますが、なかなか炎上にいたらない感じの件です。アブラハムには「ゆかし」という資産運用1億円規模の富裕層だけが入れる閉じたコミュニティがある、と書いています。「ゆかし」へ入れない人たち向けの「いつかは」というわけ。ただ、ビジネスモデルがうまくいってないから保険になど手を出して馬脚をあらわす、ということなのかもしれません。このブログでは、最後に初音ミクを販促に使え、と煽ってるんだが、この日本における富裕層ってホントいったい何なんでしょうか。素朴な疑問です。

APPLE SAID TO BE ‘PUSHING HARD’ FOR ‘IRADIO’ LAUNCH THIS SUMMER
BGR
昨年の秋ぐらいから根強い「ウワサ」になってるのが「アップルのラジオ」です。この記事では、アップルがiRadioなるサービスを夏くらいに立ち上げるかも、と書いていて、パンドラという米国のネットラジオが危機に瀕してる、という分析も。日本でのネットラジオは著作権のからみであまり一般的になってはいないんだが、米国では潜在的に魅力のある次のネットサービスかも、とされています。ここでは、アップルはレコード会社とハードに交渉中、との「ウワサ」について書き、Spotifyというストリーミング配信サービスはアップルにロイヤリティを払え、と主張している、と紹介しています。まあ、パンドラもSpotifyのどちらも日本では聴けませんが。TPPでなんとかなるんかな。

ウェブに点在したお気に入りの音楽をまとめてプレイリストにできる「Whyd」
ライフハッカー日本版
で、こっちは「音楽ソースのメモ」といった感じのサービスです。あちことで「いいな」と思った音楽をいちいちiTuneやAmazonで買ったり(違法)ダウンロードしたりするのも面倒。あとでまとめて、という時間のない人にとってはかなり便利です。音楽や動画ってのは、視聴に時間がかかり過ぎだ。他人がメモした音楽から好みのものを探したりもできそう。しかし、この記事、自動的に動画が再生されちゃうので要注意です。

Luring Young Web Warriors Is Priority. It’s Also a Game.
NYTimes.com
こないだ、高校生が起業したソフト会社を米国のYahoo!が28億円で買収した、というニュースが話題になりました。若い世代にこそ最先端のIT才能が埋もれてる、というわけでこの記事では、ハッカー防御をまかされた公的機関がホワイトハッカー青田刈りをしている、と紹介。州知事が冠になったサイバーチャレンジ大会を開催し、有望な才能を見つけ出そう、というプロジェクトもあります。軍も同じような協議会を開いているんだが、コンピュータウイルスなんぞに興味を持ってる青少年は、公的機関には入りたがらないらしいです。


アゴラ編集部:石田 雅彦