アゴラ運営のインターネット放送「言論アリーナ」。10月15日は午後8時から、慶應義塾大学の大学院メディアデザイン研究科教授である中村伊知哉さん、上智大学理工学部教授の辻元さんを招き、「デジタル教科書、いつやるの?徹底討論」を放送します。アゴラ研究所の池田信夫所長がモデレーターを務めます。
Ustreamはこちら。YouTubeの「言論アリーナチャンネル」でも放送後に公開します。
デジタル教科書は、タブレット端末、パソコンなどを用いながら、これまでの紙の教科書をこうした媒体の上で展開する取り組みです。総務省は、学校現場におけるICT(情報通信技術)の利活用を推進する「フューチャースクール推進事業」にて、2020年度までにデジタル教科書を普及させることを目標としています。
韓国、シンガポールなどは積極的にデジタル教科書を導入。一方で日本では、これを使いこなせる教師の少ない教育現場、経費、そして効果などの論点で疑問が一部で主張されています。
中村さん、辻さんの2人はアゴラの寄稿者で、この問題をめぐり、対照的な意見を示しています。
中村さんは、音楽プロデューサー、郵政官僚、国のクールジャパン推進のアイデア提供者など多彩な経歴を持ち、デジタル教科書も推進の立場です。
中村さん(ツイッター:@ichiyanakamura ホームページ)のアゴラ記事。「デジタル教科書賛成」「デジタル教科書にサンセイのハンタイなのだ」
一方で辻さん(ツイッター:@galois225)は数学者として上智大学で教鞭を取ります。そして早期導入に懐疑的な立場です。
辻さんの(ツイッター)記事「デジタル教科書の導入を急ぐ前に」。
2人の意見を参考に、視聴者・読者の皆さまに、この問題を考える材料を提供します。「言論アリーナ」では、アゴラ研究所に加えて、いくつかのシンクタンクが協力して映像番組を提供します。アゴラ研究所は、この「アリーナ」(集会場、劇場)を、視聴者の皆さんと共に政策を考え、社会を変える場に発展させていきます。