ポール・マッカートニーが短期間で再来日した理由

アゴラ編集部

昨日5月19日、都内で知人のちょっとしたパーティがありました。このパーティ、社長である知人の事務所スタッフが、彼に内緒でサプライズ企画したもの。業界の中の人でもあり、17日に予定されていたポール・マッカートニーの国立競技場でのライブを聴きに行くはずだったらしいんだが、ご承知の通り、17日と18日の公演は体調不良のために中止となりました。


そのため彼は、19日に行われるはずだったビートルズ来日以来48年ぶりとなる武道館の公演に予定を換えたわけです。しかし、これもご承知の通り、結局、今回の日本公演は全回キャンセル、という残念なことになってしまった。パーティの主賓である知人は、19日の武道館を楽しみにしてたらしい。ところが、このスケジュールチェンジをスタッフに伝えたら、サプライズで企画してた彼らは慌てふためいた。様子のおかしさに気づいた知人から問い詰められ、とうとうゲロしちゃってサプライズでもなんでもなくなった、という顛末。でも、とても楽しいパーティでした。

ポール・マッカートニーの今回の来日については、ネット上でもいろいろなことが語られています。2013年11月には高齢にもかかわらず、26万人の観客を魅了するパーフェクトなライブを見せてくれたんだが、東京五輪の会場として建て替えられる国立競技場の最後を飾るライブという謳い文句こそあれ、約半年という短期間での再来日に首を傾げる人も多い。仕掛け人と言われる湯川れい子氏らが積極的に呼びかけたせいか、また今年はビートルズの日本デビュー50周年ということもあり、さらに6月には日本版レコード5枚をCDに復刻した『ミート・ザ・ビートルズ』が発売されることに合わせたプロモーションの一環なんでしょう。

しかし、追加公演の武道館公演のアリーナ席で10万円という高額なチケット代などに対して、Twitterなどで批判めいたコメントも多いのも確かです。直前のたった二日でファン心理を煽り、マスメディアもそこに乗っかって高額チケットの争奪「狂想曲」が繰り広げられた。不特定多数を排除するために、高額設定にした、とも言われているんだが、主催者側はこうした批判が出るのは承知の上だったと考えられます。それは、25歳以下1500円というC席を用意したことでもわかる。こうしたとき、落としどころをどこにするか、主催者の手腕が問われます。

今回、羽田空港にチャーター機で来日したときには、自身のミュージックビデオに登場するロボットを従え、上機嫌だったポールなんだが、ウイルス性の炎症といわれる体調不良のため、とうとうダウンしてしまったわけです。御年71歳のポール。今の時代、若いといえばまだまだ若い。いずれにせよ「マタキマス」と言って去って行った2013年11月から間髪入れずの再来日。体調を万全に整え、今度は準備も万端整えて、再び日本のファンを楽しませてくれることを願います。

RBBToday
ポール全公演中止……怒らず体調気遣う日本ファンにポール側は驚き!?


W杯優勝国は「すでに決まっている」! 大陸王者を阻む、第3の法則とは。
Number Web
近づいてきましたね、サッカーW杯。ブラジル開催だから日本とは時差が真逆です。これはめちゃ早起きするしかありませんね。なんだかんだ言って見ちゃうのがW杯です。これはやはり中継技術の進歩が無視できないと思う。ずっと以前、1974年の西ドイツ大会をテレビで見たことがあったんだが、当時はサッカーなんて興味なかったこともあって、フィールド全体をずっと引いてダラダラ放映してただけでつまらなかった。今は会場にいる以上に臨場感のある映像が楽しめる。しかし、ブラジル、準備は大丈夫なんでしょうか。この記事では、過去のW杯の例から優勝国をうらなっています。例外のない事例はない、ということで、ここはやはり日本代表に頑張ってもらわざるを得ませんね。

ビール醸造スタートアップを始めるのに注意すべきこととは?
Gigazine
日本の酒造は財務省の国税庁の管轄で酒税は重要な財源になっています。そのため、密造酒に関してはかなり厳しい取り締まりが行われている。日本には「酒類製造免許」というものがあり、この免許がなければ1%以上のアルコール分を含む飲料を作ることができません。コレに違反すると10年以下の懲役又は100万円以下の罰金に科せられます。よく自家製ビールを造るキットが売られているんだが、この国税庁のQ&Aにあるとおり、アルコール分1%以上にならないように注意しなきゃなりません。ところで、最近よく「地ビール」なんかが出回り始め、町興しなどで地元産のビールを造ったりしています。地ビールというのは世界中にある。イタリアのペルージャで飲んだ地ビールは美味かった。年間60リットル以上を製造しないとビール免許を出してもらえないようなんだが、どうも地発泡酒の場合はこの限りではないそうです。この記事では米国の事例からビール造りで起業するための注意点を紹介。やはりビールに対する情熱がないとダメみたいです。

出世する資質はあるんだと思う
非国民通信
理研の小保方晴子氏について書いているブログです。彼女に対しては外部の研究機関などからヘッドハンティングの話がけっこう来ているらしい。毀誉褒貶あるほかの研究者らやエセ科学、あるいは効果が疑わしい健康系製品など、我々の周囲には、彼女よりずっと「いかがわしい」類の自称サイエンスがたくさんあるわけで、まだマシのレベルで言えば、小保方擁護派がいるのもなんとなくウナズケル。理研という機関にしても錬金術なんかも研究してたくらいで、もともとマネタイズには貪欲なところがあったわけで、彼女もそうした環境の犠牲者なのかな、という意見も出てくるんでしょう。

ついに空中に浮くホバーバイクが発売か?
IRORIO
アニメ『スーパージェッター』ってのが昔あって、主人公が「流星号」っていうエアカーに乗ってましたね。あと、映画『スター・ウォーズ』の第一作にルーク・スカイウォーカーが宙にぷかぷか浮く乗り物に乗ってたっけ。ホバークラフトでもない「反重力」という近未来的な技術で浮いてるんだろうな、と勝手に思ってました。この記事では、大きな扇風機を下向きにつけた浮上型バイクを紹介。米国の砂漠なんかで乗ったら楽しそうです。


アゴラ編集部:石田 雅彦