目線の高さを合わせ同じペースで歩く。それが心のバリアフリー

1週間に渡る選挙戦も、先ほど無事終了しました。
「音」がすべての前提になっており、言語聴覚障がい者が前提とされていないルール。


そんな選挙制度に異を唱えるため、

「マイクなし、スピーカーなし、選挙カーなし」

を突き通して参りましたが、マイク初めと納めだけは例外です。
斉藤りえは最後、自らの声で、自分の言葉で訴えさせてもらいました。

本人のスピーチ全文は本人のブログでもお読みいただけます。

斉藤りえブログ:マイク納めも無事に終えました
http://ameblo.jp/saitorie/entry-12018816129.html?timestamp=1429964086

私も最後の想いを伝えさせていただきましたので、
その一部を要約して掲載いたします。

斉藤りえ候補と出会ってから3ヶ月間、私にとって未知の体験ばかりでした。

最初はうまくコミュニケーションを取ることができず、大勢の打ち合わせでは、思うように進行できずに時にイラつくことも正直ありました。

でも、彼女とその仲間たちのペースに合わせてみれば、それはとても心地の良いものでした。またそれは決して、回り道でも余計な時間でもなかったのです。

手話や、字幕や、ITを導入することがバリアフリーではありません。
私たちの意識を変えていくこと。障がいのある方も、ない方も同じ空間で、同じペースを共有できるようになること。それが「心のバリアフリー」なんです。

選挙戦の中で、応援と同じくらい、厳しい言葉をもらうことがありました。

「障がい者に政治家なんて、できるわけがない?」
「元ホステス?そんな人は議員にふさわしくない」
「税金の無駄遣いだ!」

そう言われれば言われるほど、だからこそ、彼女を議会に送り出したい思いは強くなりました。

高い学歴を持ち、様々な役職を歴任してきた「立派な」政治家たちが、いまこの国や地域にどんな政治を残してきたのでしょうか?
政治とカネ、先送りにバラまきで、有権者の政治不信は頂点に達しています。

今こそ斉藤りえにように、障がいを持ちながら様々な挑戦をし、そして4歳のお子さんを育てながら働いてきた生活者が、新しい視点を議会に持ち込む必要があるのではないでしょうか。

2年前の都議会議員選挙。
なんら後ろ盾を持たない私の挑戦に、誰しもが無理だと言いました。
しかし私はいま、都議会議員としてこの場にいます。

2年前に私を議会に送り出してくれた北区の皆さまを、私は信じます。
私の信じる北区の皆さまの力で、斉藤りえを議会に送り出し、ここ北区から、新しい議会を、バリアフリー社会を作っていきましょう!

明日の投票日、斉藤りえに、皆さまの力をお貸し下さい。

これから23時59分まで、最後の駅立ちを続けます。
明日の投票日、皆さま、選挙で投票に行って下さいね!

それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

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