アゴラ運営のインターネット放送「言論アリーナ」。
6月2日(火曜日)は午後8時から1時間にわたって、
「京都議定書はなぜ失敗したのか:非現実的なエネルギーミックス」を放送します。
今回は録画放送(5月29日に収録)になります。
出演は、国際環境経済研究所所長の澤昭裕さん、アゴラ研究所所長の池田信夫さん、司会はGEPRの編集者であるジャーナリストの石井孝明さんです。
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YouTube「アゴラチャンネル」で放送後に公開します。
1997年の京都議定書を採択したCOP3
5月に日本のエネルギー政策で重要な提案がありました。経産省が2030年のエネルギーミックス、そして経産省・環境省が温室効果ガスの削減目標を有識者の会議を通じて提案しました。
エネルギーミックスは2030年に発電比率で原子力20-22%、再エネで22-24%としました。また温室効果ガスの削減目標を13年度比で2030年に26%減の目標を掲げました。
しかし、この目標は実現できるのでしょうか。澤さんは経産省の環境政策課長として、池田さんは経済産業研究所の上席研究員として、かつて温室効果ガスの削減を決めた問題に向き合いました。このときも数値目標の計画が楽観的すぎ、数値目標を大きくするということが行われ、日本だけが損をする結果になりました。
同じように、2015年のエネルギー政策と国際交渉では、見栄えのよい目標だけが大きくなり、日本の行動が縛られる可能性があります。そこで専門家2人を招き、日本の進むべき道を考えます。
(左から、澤昭裕さん、池田信夫さん、石井孝明さん)