タイトルは勢いでつけただけです。色々とごめんなさい。
今週は3日間、「高校生インターンシップ」なる企画で高校生を受け入れています。
これまで主に大学生の議員インターンシップを主催してきたI-CASさんが、18歳選挙権の施行に伴って立てた新企画です。
I-CAS
http://i-cas.org/
ちなみにこういう団体が主催している学生の「インターンシップ」はどういうビジネスモデルかというと、インターンをしたい大学生と受け入れたい議員をマッチングするのがもちろんその役割なのですが、議員側がお金を払う仕組みなんですね。
通常の議員は、大学生にコネはない。
でも、安い労働力(っていうのもアレですが)は欲しい。
団体側は、学生のニーズを提供することで報酬を得る。
インターンに行きたい学生の要望も満たせて、社会貢献にもなる…
ってな感じなんですが、自慢ではありませんがワタクシ、現役大学生にはまだまだ知り合いもコネも多いので、お金を払ってまで大学生インターンを受け入れるメリットをまったく感じていませんでした。
ですが、今回の企画は「高校生」インターン。
仕事をして働いてもらうというより、夏休みの間の3日間だけ、まさに「体験」として議員事務所に来てもらうような内容です。
「18歳選挙権が始まるので、啓蒙キャンペーンを目的として企画した」
「まだまだ実験段階で、社会貢献が目的でもあるので、議員側からもお金はいりません!」
とのことだったので、18歳選挙権を盛り上げるために何か貢献したいなーと思っていた私にとっては渡りに船、それでしたらぜひ協力をしましょう!
という流れになりまして、2名の高校三年生(男女1名ずつ)が来ることになったのですね。
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朝イチは
「地方議員の仕事とはなんぞや?」
というスライドを簡単に作って説明から始めたわけですが、これがまた予想外の展開になりまして。
「地方議会ってのは、議院内閣制の国会とは仕組みが違くて…あ、もちろんその前提として、三権分立って知ってるよね?」
「…わかりません」
「…知りません」
「(゚Д゚)」
みたいな(苦笑)。
二人とも帰国子女ということもあったのだと思いますけど、大丈夫か18歳選挙権?!という地点からスタート。
地方議員の仕事以前に政治・国会の仕組みや、「リベラルと保守」「大きな政府と小さな政府」などの政治思想まで、公民・社会科の授業モドキから行う運びと相成りました。
教職免許を取得中の私にはお手の物だぜ!
字が汚すぎて絶対に教師に向いていないことには突っ込むな!(今の時代はPPTとかいろいろあるから大丈夫!たぶん!)
色々と体験させてあげようと思い、今日のメニューは盛りだくさん。
・東京都の動物愛護政策についてレク(レク=行政からのレクチャー。以下同様)
・東京都の児童虐待防止対策についてレク
・障害者差別解消法施行に伴う地方自治体の対応についてレク
・永田町に移動し、里親当事者の皆さまと社会的養護について意見交換
などなど、それなりに充実した一日になったのではないでしょうか?!
明日は街頭演説体験や議場見学、そして実際の視察にも同行してもらう予定です。
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こうした体験型インターンの受入れは、「労働力」としての対価を議員側がもらえるわけではないので、純粋に社会貢献的な意味合いが強く、受入れ準備にも労力を食われるのですが、決して無駄ではないと一日やってみて思いました。
体験型インターンを常時受け入れるほどの余力はさすがにないのですが、今後は大学生を中心とした参加型インターンは折りをみて取っていきたいですね。
うちの事務所で(無給で。笑)働いてみたいという奇特な学生がいましたら、どうぞご連絡などをお待ちしております^^
http://otokitashun.com/contact/
18歳の若者たちとともに、夏バテをブッ飛ばしていきます!
それでは、また明日。
おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。
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