東日本大震災から、今日でちょうど5年が経ちました。改めて犠牲になられた方々に深い哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
長期にわたる避難生活が続いている17万人以上もの方々には大きな精神的負担が蓄積していますが、未だに復興半ばです。
昨日の経済産業委員会でも取り上げさせて頂のきましたが、今年NHKが行ったアンケートでは、復興が「想定よりも遅れている」、「進んでいる実感が持てない」と答えた人の割合が過去最多の85%に増えるという結果でした。
多くの関係者のご努力や、ボランティアの皆様のご支援により、復興に向け前進しているものの、福島第一原発の廃炉・汚染水対策、そして新たな生活の基盤づくりなど、国が担うべき最も重要な課題に対してはまだまだ不十分としか言わざるを得ません。
未来を生きる子供たちのためにも、復興の加速化と、多くの犠牲の上に得られた教訓を十分に活かしたエネルギー政策等の見直しが必要です。
最後になりましたが、本日14:46には被災者を想い、黙とうをして頂けたらとおもいます。我々に出来る事をそれぞれの場所で考え、目を閉じ、被災地と共に前に進むことを誓いましょう。
編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2016年3月11日の記事を転載させていただきました(写真はGATAGより、アゴラ編集部)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。
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