補正予算が成立も、重要なのはこれから

昨日の参議院本会議で「平成28年度補正予算」が全会一致で可決・成立しました。

しかし、重要なのはこれからです。
目的は熊本地震からの一日も早い復旧・復興であり、補正予算は手段にすぎません。

7780億のうち7000億円は、「予備費」と位置付けられ使途が決まっていませんが、関係のない事業への流用は決してあってはならないことです。
(恥ずべきことに、2011年度と2012年度の東日本大震災復興予算15兆については、会計検査院から、1.4兆円にも上る巨額の「流用」があったと指摘されています。)

今回はそもそも歳出項目がないので、一つ一つの支出をしっかりと確認し、監視していくことが必要です。PDCAでいうと、まだPもDも明確では無い状況なのです。

日本を元気にする会では、引き続き避難、復旧、復興のための提言を行うとともに、政府の施策と予備費の支出が適切かのチェックをしていきたいと思います。

松田公太ー安倍晋三

「成立後の挨拶と談笑。議論はガチでやって、その後は一度ノーサイドで握手をする。サポートするべきところはサポートする。私はそうあるべきだと思います」


編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2016年5月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。

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