すごいロックなものを見てしまった。
ここで記事になっているNHK「クロ現+」の「高齢者セックス特集」だ。この記事を読んでから、録画していたものを夫婦で見たのだが、いやあ、田原総一朗さんはロックだった。というか、彼はどこに言っても田原総一朗だった。番組を司会にかわって仕切り始める始末。際どい本質直球質問もいっぱい。まあ、「夫婦で性に関する会話を」という言葉が5回くらい続いたり、突然、天皇の生前退位の話に飛んだりと、際どい会話以上に、だいぶ老化がすすんでいるのではないかと心配になったが。
あっぱれ!
グラミー賞授賞式でのガンズ&ローゼズや、NIRVANAに通じるような、どんな場でも、この人はこの人というのを貫きとおしていて、素敵だったな。
この番組を見た週に、出演依頼を頂いたのが影響したのか・・・。生放送でやらかすの巻。先週金曜日にAbema Primeに「プレミアム・フライデー」ネタで出演したのだが・・・。
4回目のプレミアムフライデー…「このままでは”プレ金格差”が拡大」と経産省を厳しく批判|Abema TIMES
大暴れしてしまった。ほとんど、場を支配してしまった。
いや、急遽出演が決まり。セミナー後にスタジオだったのだが、台本を読む時間もなく。
しかし、経産省への怒りがMAXに達していたので、机を叩いて怒ってしまった。プレ金ネタなのに、若手官僚レポートの批判までしてしまったぞ。
いや、地上波なら放送事故ものなのだが、Abema TVは、なんでもありだからね。
きっと、田原総一朗の霊が乗り移っていたのだろう。田原総一朗とは僕である。田原総一朗とはアナタである!
ちょうど、その日、朝生の収録がテレ朝である日で。ああ、あっちには呼ばれないんだなという虚しさを噛み締めつつ、帰路についたのだった。
大人を困らせたかったんだ。
というわけで、「どこに行っても自分のキャラを貫く」田原総一朗さんに教えてもらったことを胸に、今後も生きるよ。
最新作、よろしくね!
編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2017年6月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。