熊本に住んで分かった東京の外食レベルの優秀さ

こんにちは!肥後庵の黒坂です。

長いこと東京にいた私は、事業を始めたことを機に熊本県を拠点に仕事も私生活も活動をしています。普段は家で食事をして、自分の会社では持参したお弁当を食べていますが時々外食をすることもあります。その時に東京にいた頃と強烈な違いを感じる瞬間があります。

今回は東京と熊本の外食をする時の違いについてお話をしたいと思います!

違いその1「タバコ」

私はお店へ行く前に必ずHPなどで情報を調べてから来店するようにしています。何を調べるかというと口コミとか、値段ではなく「喫煙可否」についてです。というのも私は昔からタバコの臭いが苦手で、1ミリたりともあの臭い煙を吸いたいとは思わないのですよ。昔は飛び込みでよく知らないお店に入ってみたりしたのですが、食事中に隣でタバコの火がついたりすると、一気に食欲がなくなってしまいますので飛び込みはやめました。また、着ている服にタバコの臭いがつくのがとても嫌なのです。

そんなタバコ事情は東京と熊本とでまったく異なります!東京ではお店が多いので選択肢も多い、というのもありますが東京オリンピックを控えているという状況も手伝って分煙・禁煙のお店がたくさんあります。基本的にタバコOK!というお店も、ランチタイムだけは完全禁煙にしているところも多く、スモークフリーでとても快適でした。

ところが、熊本はそうではありません!まず禁煙のお店を見つけることがとても難しい。この間もお中元繁忙期の打ち上げに飲み会を開催したのですが、完全禁煙のお店がなかなか見つけられずにいました。おしゃれなイタリアンのお店のランチタイムでも、普通にタバコを吸えます。それから「分煙・禁煙」としてあったお店で安心して食事をしていたら「すいません、灰皿もらえますか?」とお隣の方がお店のスタッフに質問をして、「どうぞ」と灰皿が差し出されているのをみてがっくり来ました。

タバコについての意識が東京と熊本では全然違いますね…。住んでみて心底痛感します。

違いその2「値段」

東京って外食天国じゃないですか?青山でスペインの国旗が飾られ、くるくるとシーリングファンが回り、暖炉に木材が置いてあって、静かに音楽が流れているようなおしゃれなお店が、ランチタイムだとたったの2,000円ジャストで食べ放題!飲み放題プラン付きのフレンチのコース料理も探せば5,000円以内に楽しめます!それが駅から徒歩数分という最強のロケーションで楽しめるのです。

東京ほど外食を食べ歩いたわけではありませんが、熊本の外食は「安いチェーンや個人店」

「高級店」に二分されると感じています。つまり、「安くて安い味」か「高くて高い味」の二択で、その中間を見つけることが極めて困難ということです。

先日、焼肉屋さんに入ってみました。ランチセットの料金は800円と激安で、サラダ・肉・ご飯・スープ・デザート・ワンドリンクがついてくるオトクなメニューです。しかし、焼いた肉を一口食べて感じました。「あ、これは安い味だ」と。どれを食べても…ご飯すらもおいしいと思えず残念と感じました。しかし、別の日に入った熊本城の近くにあるホテルディナーは極上の味でした。エビチリ、チャーハン、おこげ、フカヒレスープなど繊細で上品な味付けです。素材もものすごくよくて、口の中で弾けるようなプリプリのエビでさすが高級店と思わされます。でも値段もなかなかのもので、一人1万数千円かかってしまいました。東京で同じクオリティを求めれば下手したら半額以下の値段で食べることができたでしょう。

これは熊本が特別に外食のコスパが悪い、というわけではありません。あまりにも東京の外食レベルが高すぎるのだと考えます。

違いその3「スピード」

外食においてスピード、というのはものすごく重要な要素だと思うんですよね。何かというと、待たされていると感じない適切なスピードとタイミングで食事が提供されるということです。

東京にいると外食で「遅い!まだ!?!?」とイライラする事はありません。注文したらすぐにできたてが運ばれてきます。注文して作り始めるのでは、とてもこの速度は実現できないのでおそらく下準備が周到なのでしょう。オーダーを受けて、最後の仕上げをすればすぐに提供できるようにしているわけで、これは「お客さんを待たせない」というそのお店の哲学がなければ実現し得ないことです。コース料理などでも、前菜を食べ終えたタイミングでお皿を下げ、すぐに次の料理が提供されます。

ところが、熊本は違います!このスピードがとにかく遅い(笑)。先日いった本格派イタリアンを謳うお店でコース料理を予約しました。コース料理なのだから食べたらすぐ次の料理が運ばれてくるのだと思っていたのですが、20分経ってもなかなか次が来ません…。他のお客さんも同じようにじっと待っています。ようやく運ばれてきたのですが、料理が運ばれてくるタイミングが他のお客さんと同じです。どうやらお客さんごとの食べるペースで運ぶのではなく、全員が食べ終えたタイミングで次の料理を用意し始め、一斉に提供しているようです。そりゃ待たされるわ…と待ち時間が長い理由が分かりましたね。

東京の外食レベルの高さは住んでいると気づかない

誤解のないようにいっておきたいのですが、私は決して「熊本の外食レベルがダメだ!」といっているわけではありません。東京にいたら当たり前のように感じていた外食のサービスレベルの高さを、熊本に住むようになって始めて理解できたということです。

東京は外食の競争も激しく、「久しぶりにあのお店いってみようかな!?」と思って足を運んでみると閉店していて驚いた、ということを何度も経験してきました。気になったお店は早めにいっておかないともう二度と行くことができません。そんな競争の激しい東京では自然にサービスのレベルは高くなりますからね。でも熊本にも素晴らしいお店があるはずだと思い、今後も頑張って開拓してみたいと思います!

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。