こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
昨日12月20日は、都議会各会派が知事宛に「予算要望」を行う日でした。
昨年は3人会派だったので知事に対応していただきましたが、今年は5人会派までしか知事対応されないということで、残念ながら川澄副知事との意見交換・要望書提出となりまして…。
予算要望というと、基本的には「あれをして欲しい、これに予算を手厚くするべき!」という主張がメインになるところを、我々はむしろ
「東京都の財政も決して盤石ではないのだから、むしろあれはしない、これもやめた方がいい」
という「削減」を同時に求めていくという独自のスタイルです。
以前にいわゆる「政党復活予算」があった時代には、「復活させなくて良いので、その分を借金(都債)の返済に充てて!」という前代未聞の提案をして副知事を唸らせたこともあります(苦笑)。
過去記事:
茶番か、儀式か?それともはたまた…。「復活予算要望」枠200億円を、ゼロ円で要望してみました
http://otokitashun.com/blog/togikai/5824/
今回も財政支出の抑制や外郭団体改革などを強調しながら、10分(!)という短い時間でのプレゼンを行いました。
我々の予算要望については、以下にアップロードしておきます。ご興味のある方は、ぜひご覧くださいませ。
2018(平成30)年度かがやけTokyo予算要望05
(1.7MB)
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そして時同じくして12月20日は、豊洲市場の開場日が決定する喜ばしい日ともなりました。
ここまでご尽力をいただいた市場関係者の皆さま、中央卸売市場当局の皆さまに、私からも感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
しかしながら、予算要望の場でも指摘をさせていただいたように、知事本人が未だに江東区や千客万来施設へと足を運んでいないことは非常に気がかりです。
特に今回の開場日の決定にあたっては、副知事や市場長は勿論のこと、主要な築地市場関係者の方々までが直接江東区長のところ訪問されたと聞いています。
これは例えて言うなら、マンションが丸ごとある土地に引っ越す際、持ち主である大家さんが引越し先の近隣住民や町会長に挨拶をせず、なぜか借り主のマンション住民たちだけが挨拶に回っているような状況です。
残念ながらこのようなやり方をして、移転延期に対しての強弁を続けていれば、知事への都民からの信頼は落ちていく一方ではないでしょうか…。
江東区が時期的な理由から受け入れを承諾して下さったとはいえ、賑わい施設の整備などの約束履行を強く求めている事実には変わりありません。
市場移転日の決定と同時に、千客万来施設への対応がより一層強く求められることになります。
引き続き私自身もこの問題の当事者としてしっかりと向き合い、知事に対して江東区・千客万来施設の訪問、そして築地再整備方針の撤回を求めて動いていきます。
それでは、また明日。
それでは、また明日。編集部より:この記事は東京都議会議員、おときた駿氏(北区選出、かがやけ Tokyo)のブログ2017年12月21日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。