仮想通貨溶けた、日本死ね。
まあ、もともと投機だしね。冷静に考えると、まだ損はしていないので、ヨシとする。
これを機会に、浜田省吾の「マネー」を思い出した。初めて聴いたのは1984年。当時、小学校四年生だった。スキー場でかかっていた。ラジオでも聴いた。
いきなり小学生で聴くには酷な内容だった。そう、聴きたいと思ったわけでもないのに、聴こえてくるのだ。
詞の世界観で言うと、今で言う人口流出の止まらない自治体での出来事のようで。そうか、兄は親父の代わりに働いてくれたのかとか、工場で肉体労働なんだとか。特に二番目の歌詞では、唐突にカーセックスが出てきて。それ以来、支笏湖にドライブするたび、そういう奴がいないか考えてしまった。
で、当時から不可解だったのが、三番に出てくる「純白のメルセデス」「プール付きのマンション」「ベッドでドンペリニオン」だった。ベンツっていえよ、と。プール付きのマンションは、雪国札幌にはほぼなかったのではないか、と。ドンペリニオンて、なんだ、と。今どきの港区おじさんなら「泡」と言うのではないか、と。
さらに、マネー自体、Suicaもあれば、ビットコインもあるよね、と。将来、足元に仮想通貨を叩きつける奴はいるのだろうか。
仮想通貨溶けたのは、まじめに働けってことなんだろう。頑張る。
編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年1月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。