ここは、闇鍋でもいい、何でもぶっこんでとにかく煮込んでしまうことだ。
呑み込めないものや口に入りきらないものは外に出して、それこそ清濁併せ呑むようなことをしてしまえばいい。
腹を下すようなこともあるかも知れないが、それはその時のこと。
まあ、うるさ型が多いから大変だろうが、ご自分の政治生命を懸けてここは勝負をされるのがいい。
安倍内閣がメロメロになっている時に野党の結束を乱すようなことをして何とする、安倍総理に塩を送るつもりか、などと手厳しく批判してくる人がいるようだが、安倍内閣は決してメロメロにはなっていない。
ダウン寸前だ、などと思っておられる方々の目は節穴か、と申し上げておく。
余裕綽々ではないが、まだどこにも致命傷は受けていない。
血が流れていることはそのとおりだが、命取りになるような大出血ではない。
支持率がついに20パーセント台になった、という報道もあるが、まだ想定の範囲内である。
野党の結束を強化したからといって、当面どうなるものでもない。
野党には次の一手がない、という状況には何の変りもない。
そういう状況だからこそ、民進党が希望の党との合流を急ぐのには理由がある。
一言居士が多い衆議院の無所属の会のメンバーとはそろそろ袂を分かつてもいい頃である。
民進党は、このチャンスを逃すべきではない。
来年の参議院選挙を考えたら、どうしても今、動く必要がある。
古い民主党とは、確定的におさらばする方がいい。
まあ、かつての民主党の仲間が選挙のために集まるだけだから、選挙互助会だとか昔の民主党だと批判されるだろうが、共産党や社民党、立憲民主党とは一線を画す新しい政党だと言い張れば、その内に座りが良くなる。
新党の名称を「新しい民主党」などとするとブラックジョークだと言われるだろうから、そういうことは止めた方がいい。
明日に向かって懸命に頑張るから「あすなろ党」とか、「明日の党」ぐらいが大塚さんには相応しいんじゃないかな。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年3月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。