まだ間に合う!仮想通貨は、これからが本番

今月、新刊「絶対に損をしたくない人のための仮想通貨投資入門」を出版します。

個人的に3年前に仮想通貨リップルを購入したのが、仮想通貨との出会いでした。それから、数年の低迷期を超えて、昨年後半から市場が一気に過熱。そして今年に入ってからは、価格の低迷によって、個人投資家の注目が低下しています。しかし「仮想通貨はもう終わり」ではなく、まだ黎明期で「仮想通貨はこれから」というのが私の見方です。

とは言え、仮想通貨は変動率(ボラティリティ)が高く、付き合い方を間違えれば、短期間に資産を大きく減らしてしまいます。

どのように付き合うかをしっかり考えておく必要があるのです。一部の例外的な人を除き、多くの人にとっては、株式やFXのトレーディングよりもさらに収益性のハードルは高いと思います。

本書で説明していますが、仮想通貨で長期的に収益を狙う方法としては、バイ&ホールド、マイニング、ICOの3つが考えられます。

また、仮想通貨で力を入れるべきなのは、セキュリティーと税金の知識と対策です。

セキュリティというと、コインチェックのハッキングのような盗難リスクを想定するかもしれませんが、自分で自分の資産にアクセスできなくなってしまう、いわゆる「セルフコックス」にも注意をしなければなりません。

税金に関しては、個人で保有するのか法人で保有するのかによっても変わってきますが、雑所得扱いになることに注意すべきです。

今後、1500種類以上とも言われる仮想通貨の淘汰が始まり、やり方によって大きな格差が出てくる仮想通貨と個人投資家はどのように付き合っていくべきなのか。

今回書いた本は、仮想通貨の技術的な専門書でもなく、仮想通貨のトレーディングで収益を上げるための本でもありません。株式や不動産などで資産形成をしている人が、ポートフォリオに仮想通貨をどのように入れていったら良いかをまとめてみました。

これから仮想通貨を始めてみようと思っているような、初心者向けの入門書としてぜひご活用ください。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年4月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。