日本オラクル株式会社より、2018年2月に多額のご寄付をいただきました。
グローバルに活躍される先進的な企業に、事業に共感してもらえ、支援していただけることは本当にありがたいことです。
特に、個人的にとても嬉しいのは、このご支援が2016年、2017年、そして2018年と、3年連続、継続的にご支援いただいていること。
事業での社会問題解決は、単年で終わるものばかりではありません。というより、そういったものは稀で、複数年に渡って事業を回し、成果を出していかなければいけないものがほとんど。
継続的な事業運営に寄り添い、複数年に渡って支援していただけることは、経営者の立場として、ものすごくありがたいんです。
また今年は、寄付だけでなく、アニュアルレポートの梱包・送付に関わる作業を、ボランティアとしてご協力いただくという企画もありました。
会社としての支援のみならず、その社員の皆さんひとりひとりにつながりが広がり、フローレンスを応援していただける、ファンになってもらえる機会となり、とても嬉しいです。
スタッフが何を思ったのか、ボランティアの皆さんと社内のスペシャルな体操を一緒にやるというトリッキーなイベントも入れ込み、そんなことさせて大丈夫か、と心配になりましたが、参加者の皆さんノリが良く、ホッとしました。
2012年の厚生労働省データによれば、日本のひとり親家庭の貧困率は50%以上と言われています。就労が安定して継続できるかどうかは、親子の生活にとってまさに死活問題です。
フローレンスの病児保育ひとり親家庭支援プランは、経済的に苦しいひとり親家庭に対し、寄付を原資にして病児保育を安価に提供するというもの。
ちょうど10年前、2008年7月に始まり、これまでにのべ950名のひとり親の方々を病児保育で支援してきました。
このひとり親支援10年の実績は、長くフローレンスを寄付してくださっている寄付者の方々、そして日本オラクルさんのように社会貢献に高い意識を持ったビジョナリーな企業の皆さんに支えられています。
今後も、ひとり親家庭の乳幼児期の子育てをしっかりと支え、どんな境遇の子どもたちも未来に希望が持てる社会に変革できるよう、活動してまいります。
日本オラクル株式会社のみなさま、本当にありがとうございました!
これからも、社会問題を解決していく同志として、ともに進んでいきましょう!
◆日本オラクルさんからのご寄付についての記事
日本の子どもとひとり親の未来をともに支えるために。日本オラクル株式会社からご寄付をいただきました!(駒崎ブログ)
◆ボランティアご協力の記事
社会問題解決の仲間を増やすために。アニュアルレポート発送を日本オラクルの皆さんにご協力いただきました!(フローレンス公式ブログ)
編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2018年8月17日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。