地方創生のカギは「産官学金労言」と言われる中、自治体としていち早く金融機関と具体的に連携したのが鹿児島県長島町。
地元に戻れば返済を全て補てんする「ぶり奨学金」に始まり、地元企業の求人、事業承継、空き家改修等さまざまな分野で、鹿児島相互信用金庫(そうしん)と一緒に、最先端の取組を行ってきました。
この度、これら最先端の取組が、信金中央金庫・地域中小企業研究所の月刊誌『信金中央月報』に、3回にわたり連載されることになりました。2018年12月号から2019年2月号まで「地域活性化の仕組みづくりと地域金融機関」というタイトルです。
皆様もぜひ、こちらから御覧ください。
さて、『信金中央月報』12月号には、「千年企業の継続力」という論文も掲載されています。
創業以来200年を超える企業数は、
1位 日本 3,979社
2位 ドイツ 1,850社
3位 英国 467社
と日本がダントツの1位。
日本には、千年を超える企業が約20社!あると言われています。
この論文では京仏壇をつくる(株)田中伊雅佛具店、寺社の鐘や鋳物をつくる五位堂工業(株)、社寺をつくる(株)金剛組等を中心に紹介しています。
千年企業は多種多様ですが、共通する点も見られます。
(千年企業の共通点)
●ニッチベスト
●価格競争に巻き込まれにくい業種・業界
●ファミリー企業
なぜ日本では多くの企業が継続することができるのか。
そのエッセンスを考えていきたいです。
もう少し知りたい!
●合理性を求めて衰退する!?
<井上貴至 プロフィール>
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年12月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。